文科省、大学の理系への学部転換を支援 10年で250学部

2023年1月26日 15:53

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記事提供元:スラド

文部科学省は、成長分野の人材を育成する目的から、私立大と公立大を対象に約250学部の新設や理系への学部転換を支援する方針だという。今後10年で補助金などを用いて文系学部の多い私大を理系に学部を再編するよう促す考えだとしている。

maia 曰く、 日本の自然科学分野の学部出身者は大体35%程度らしいが、文科省はこれを50%程度にする方針という(読売新聞日本経済新聞)。

デジタル(DX)や脱炭素(GX)といった成長分野の人材育成という事で、具体的には理工系学部の新設や拡充を支援する基金を2023年度にも創設する方針。理工農学部のシェアが20.5%(2021年度)だから15%増やすとすると莫大な規模になる。2023年3月からの10年間とに250学部程度の新設や学部転換を見込む。数的には大学全721校の3分の1にあたる規模となる。逆に言うと人文・社会学系学生が45.5%から15%減らして30%程度になることになる。当然少子化も進行するので、まあ影響は甚大であろう。

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