「トム ブラウン」が韓国事業の経営権を取得したことを発表

　「トム ブラウン（Thom Browne）」が2023年1月25日、韓国のサムスン物産（Samsung C&T Corporation）と、「トム ブラウン」が新たに設立した完全子会社の「トム ブラウン コリア（Thom Browne Korea）」を通じ、韓国事業を直接運営することに合意したと発表した。
 
　「トム ブラウン コリア」はサムスンからの支援を受けながら、韓国市場におけるすべての活動に対して責務を全うすることになる。サムスンと「トム ブラウン」は、7月1日に発効する小売管理契約を通じ、パートナーシップを継続。同契約により、サムスンは韓国にある「トム ブラウン」の17店舗を管理する。
 
　「トム ブラウン」のCEOであるロドリゴ・バザン（Rodrigo Bazan）は、「サムスンは、トム ブラウンの世界展開におけるベストパートナーの1つです。私たちの基本的な価値観を理解し、韓国の洗練されたオーディエンスに対し、ブランドを非常に忠実に表現してくれる彼らの能力を常に高く評価しています。今後も強力なパートナーシップを継続できることを大変嬉しく思います」と述べた。また、「私たちは、韓国市場でのビジネス拡大の可能性を信じており、この革新的な契約は両社の強みを完璧に融合させる、強固なプラットフォームを提供するものです」と続けた。
 
　2011年にソウルの現代百貨店に「トム ブラウン」1号店をオープンして以来、サムスンは新世界江南店、ロッテ本店、現代ソウル店など16店舗をオープンしてきた。2014年には世界初の「トム ブラウン」女性専用ストアをギャラリア・ラグジュアリーホールイーストに、2022年には世界初の子供用ポップアップストアを同じくギャラリア・ラグジュアリーホールイーストにオープンした。
 
Courtesy of Thom Browne
 
■「トム ブラウン」公式サイト