26日の中国本土市場概況:上海総合0.65%高で8日ぶり反発、自律反発狙いの買い

2022年12月26日 17:51

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記事提供元:フィスコ

*17:51JST 26日の中国本土市場概況:上海総合0.65%高で8日ぶり反発、自律反発狙いの買い
週明け26日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前営業日比19.69ポイント(0.65%)高の3065.56ポイントと8日ぶりに反発した。


自律反発狙いの買いが先行。上海総合指数は先週末まで7日続落し、連日で約1カ月半ぶりの安値水準を更新していた。もっとも、上値は重い。国内各地で新型コロナウイルスの感染爆発が伝えられる中、経済活動の混乱が引き続き危ぐされた。


業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。電子機器メーカーの成都旭光電子(600353/SH)が6.9%高、コンデンサメーカーの廈門法拉電子(6005633/SH)が5.7%高、バッテリーメーカーの湖南科力遠新能源(600478/SH)が4.2%高で引けた。


発電・電力設備株も高い。発電機メーカーの東方電気(600875/SH)が6.8%、電力設備グループの特変電工(600089/SH)が2.4%、電機メーカーの蘭州長城電工(600192/SH)が3.6%ずつ上昇した。バイク、計器、プラスチックの関連銘柄なども買われている。


半面、造酒株の下げが目立つ。青島ビール(600600/SH)が2.9%、老白干酒業(600559/SH)が1.9%、貴州茅台酒(600519/SH)が1.7%ずつ下落した。


一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.96ポイント(1.08%)高の278.24ポイント、深センB株指数が5.14ポイント(0.45%)高の1140.77ポイントで終了した。

26日の香港市場はクリスマス休暇で休場。28日から取引を再開する。

亜州リサーチ(株)《FA》

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