概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は5日続伸、インフレ率の低下を好感

2022年12月26日 10:35

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記事提供元:フィスコ

*10:35JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は5日続伸、インフレ率の低下を好感
【ブラジル】ボベスパ指数 109697.57 +2.00%
26日のブラジル株式市場は5日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比2146.05ポイント(+2.00%)高の109697.57で取引を終了した。107551.70から109994.23まで上昇した。

小幅高で寄り付いた後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。インフレ率の低下が好感され、追加の金融引き締め懸念が後退した。また、原油価格の上昇なども資源セクターの物色手掛かり。このほか、米株高などが買い安心感を与えた。

【ロシア】MICEX指数 2124.02 +0.05%
23日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比1.11ポイント高(+0.05%)の2124.02で取引を終了した。2110.59から2128.27まで上昇した。

軟調な展開が続いた後は終盤は買い戻された。原油価格の上昇が支援材料となった。ロシア政府は原油の減産に踏み切ると発言。一方、指数の上値は重い。ウクライナ情勢をめぐる欧米との対立が緩和されていないことが引き続き警戒された。

【インド】SENSEX指数 59845.29 -1.61%
23日のインドSENSEX指数は4日続落。前日比980.93ポイント安(-1.61%)の59845.29、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同320.55ポイント安(-1.77%)の17806.80で取引を終えた。

売りが先行した後は下げ幅を拡大させた。米金融引き締めの長期化懸念が嫌気された。また、中国での新型コロナウイルス感染の急増なども世界の経済活動の回復遅れ懸念を強めた。国内では、足元での景気低迷が続いていることが引き続き嫌気された。

【中国本土】上海総合指数 3045.87 -0.28%
23日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.56ポイント安(-0.28%)の3045.87ポイントと7日続落した。11月10日以来、約1カ月半ぶりの安値を付けている。

前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。前日の終値付近でもみ合う展開だった。国内各地で新型コロナウイルスの感染爆発が発生する中、経済活動の混乱も危惧された。上海や北京など主要都市で人流が減少し、一部の商業施設や工場などは時間短縮や休業を余儀なくされている。ただ、大きく売り込む動きはみられない。指数はこのところの下げが急ピッチだったこともあり、値ごろ感に着目した買いも散見される。《NH》

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