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概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶりに反発、最近の下落で値ごろ感が強まった
*10:01JST 概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は3日ぶりに反発、最近の下落で値ごろ感が強まった
【ブラジル】ボベスパ指数 1884.05 +1.83%
19日のブラジル株式市場は3日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1884.05ポイン高(+1.83%)の104739.75で取引を終了した。102769.76から105107.19まで上昇した。
小幅安で寄り付いた後は買い戻され、その後も上げ幅をじりじりと拡大させた。最近の下落で値ごろ感が強まったほか、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料。また、成長予想の上方修正も好感された。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した最新調査では、2023年の成長予想は前回の0.75%から0.79%に上方修正された。一方、欧米の金利高や中国のコロナ防疫措置の緩和に伴う国内混乱の発生などが指数の足かせとなった。
【ロシア】MICEX指数 2129.98 -0.13%
19日のロシア株式市場は小反落。主要指標のMOEX指数は前日比2.77ポイント安(-0.13%)の2129.98で取引を終了した。2139.07から2109.56まで下落した。
安値圏でもみ合った後は終盤下げ幅を急速に縮小させた。天然ガスの供給価格上限を巡り、欧州との交渉が続いていることが対象セクターの売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。最近の下落で値ごろ感が強まったほか、利上げの見送りなどが引き続き支援材料となった。
【インド】SENSEX指数 61806.19 +0.76%
19日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反発。前日比468.38ポイント高(+0.76%)の61806.19、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同151.45ポイント高(+0.83%)の18420.45で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、買い戻しが優勢。また、国内の不動産市場が2023年度に大きく前進するとの見通しも好感された。ほかに、IT業界の利益率が拡大するとの観測が同セクターの物色手掛かりとなった。
【中国本土】上海総合指数 3107.12 -1.92%
週明け19日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比60.74ポイント安(-1.92%)の3107.12ポイントと3日続落した。11月28日以来の最安値を更新している。
ほぼ全面安の展開。新型コロナウイルス感染再拡大が不安視された。国内の主要都市で、新規感染者数が急増している。上海市や広州市など各地の小中高学校ではオンラン授業が始まり、上海ディズニーランドは営業時間を短縮した。また、病院の外来に受診者が殺到し、各地で医療提供体制がひっ迫し始めたとも伝わっている。《FA》
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