関連記事
混乱しやすい「journey」「trip」「travel」、シンプルな覚え方は?
旅行を意味する英単語と言えば、「journey」、「trip」、「travel」の3つがすぐに思い浮かぶ。しかし、使い分けに困ったことはないだろうか。これら3つの単語の意味を解説する記事はたくさんあるが、それを読んだとしても、すぐにまた分からなくなってしまう。
【こちらも】英語の接続詞「if」と「whether」の使い分け、迷った時の考え方は?
分からなくなるのは、1度にたくさんのことを覚えようとするからである。これら3つの単語はいずれも「旅行」以外の意味もあるし、名詞でも動詞でも使われることがある。それらをいちいち覚えようとしても混乱しやすくなるだけだ。そこでここでは、「旅行」の意味で使われる「journey」、「trip」、「travel」のシンプルな覚え方を紹介したい。
■journey
「journey」とは、簡単に言うと「移動」や「道のり」のことだ。ある地点から別の地点への移動を意味する。動詞として用いられることもあるが、日常会話では名詞としてだけ覚えておけばよい。
・It was a long journey.
・The journey to the next town takes two hours.
以上のように、旅行と言っても道中のことを指す。目的地で過ごした時間は含まれない。今から旅行に出かけようという人に「Have a safe journey!」と声をかけることがあるが、「道中お気をつけて!」の意味と捉えよう。
■trip
旅行の意味では「trip」も常に名詞として考えよう。動詞にすると「つまずく」など別の意味になるので、ここでは覚える必要はない。
「trip」の意味するところは「journey」よりも広い。出発から帰宅まで、目的地で過ごした時間も含めて全部で「trip」だ。「journey」と同じように「Have a nice trip!」のような表現もあるが、道中だけでなく旅先でのこともすべてひっくるめて「よい旅を!」の意味である。
・We went on a 5 day trip to New York.
・We are going on a trip to the lake next month.
例文のように、名詞の「trip」とセットで使われる動詞は、「do」や「make」などではなく「go on」だ。「旅行に行く」と言い方なら、シンプルに「go on a trip」だけ覚えておけばよい。
■travel
3つの単語のうち最も誤りが多いのが、「travel」だろう。「tripより長くてjourneyより短い・・?」などと考える必要はない。英語学習者が知っておくべきことは、「travel」は以下のように常に動詞として使うということだ。
・I like to travel.
・I don’t like travelling by car.
・We usually travel by train.
不可算名詞の「travel」もあるものの、日常会話ではほとんど使わないので覚えなくてよい。無理に覚えようとすると、「go on a travel」や「have a nice travel」などの間違いを犯してしまう。
混乱を避けるなら、「journey」と「trip」は名詞、「travel」は常に動詞で使うとシンプルに覚えておけばよい。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る)
スポンサードリンク