関連記事
虎ノ門・麻布台の再開発、街区名称が「麻布台ヒルズ」に決定 2023年完成
麻布台ヒルズの完成イメージ(森ビル発表資料より (c) DBOX for Mori Building Co.)[写真拡大]
東京都港区の虎ノ門、麻布台、六本木にまたがる地域で開発中の虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業で、街区の名称が「麻布台ヒルズ」に決まった。事業を進める虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合に組合員として参加する森ビルが明らかにしたもので、住宅、オフィス、商業施設、オフィス、文化施設などが街区内に登場する。完成は2023年の予定。
【こちらも】五反田の「旧ゆうぽうと」跡、大規模複合施設が上棟 2023年末完成予定
麻布台ヒルズは森ビルが手掛けてきた「アークヒルズ」に隣接し、「六本木ヒルズ」と「虎ノ門ヒルズ」の中間に位置する。森ビルは麻布台ヒルズを徒歩圏内に多様な都市機能を集約した「ヒルズ」ブランドの未来形と位置づけている。
整備中の開発区域は広さ約8.1ヘクタール。A、B-1、B-2、Cの街区に分けて2019年から工事が始まっている。A街区に大阪市阿倍野区の「あべのハルカス」(高さ300メートル)を上回って、高さ日本一となる高さ325メートルの複合棟など3棟の高層ビル、2つの店舗棟、寺院棟などを建築している。総延べ床面積は約86万平方メートルとなる。
麻布台ヒルズ内に設けられるのは、住宅1,400戸、総面積約21万平方メートルのオフィス、店舗約150店、客室約120のホテル、インターナショナルスクールの「ブリティッシュ・スクール・イン・東京」、予防医療センター、広さ約6,000平方メートルの中央広場など。東京・お台場からデジタルアートミュージアムも移転・開業する。
街区に供給される電力は100%再生可能エネルギー由来とし、開発区域のうち、低層部の屋上も含めた約2.4ヘクタールが緑化される。緑に囲まれた過ごしやすい環境を造成し、脱炭素を実現する。
虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合には、森ビルのほか、日本郵便も組合員として参加、総事業費約5,800億円をつぎ込んでいる。(記事:高田泰・記事一覧を見る)
スポンサードリンク