五反田の「旧ゆうぽうと」跡、大規模複合施設が上棟 2023年末完成予定

2022年12月14日 08:33

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五反田計画の外観イメージ(日本郵政不動産発表資料より)

五反田計画の外観イメージ(日本郵政不動産発表資料より)[写真拡大]

 日本郵政不動産は、東京都品川区の「旧ゆうぽうと」跡で開発を進めている大規模複合施設「五反田計画(仮称)」(品川区西五反田)を上棟した。星野リゾートのホテル、春蒔プロジェクトが運営するシェアオフィス、オフィス、商業施設などが入居する予定で、2023年12月に完成する予定。

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 五反田計画は、旧ゆうぽうと跡約6,700平方メートルの敷地に整備中の鉄骨一部鉄筋コンクリート地下3階、地上20階建て延べ約6万9,000平方メートル。地下に駐車場、1階に約300席のフードホール、2階に約1,600平方メートルのシェアオフィス、3階に約400席のホールと約80席のカンファレンスが入る。シェアオフィスにはサウナを併設する。

 3~12階には、総貸付面積約2万6,000平方メートル、ワンフロア約3,300平方メートルのオフィス、14~20階に星野リゾートのホテルが入居する。

 建築工事は旧ゆうぽうとの地下部分を構造体として活用し、建物解体で排出される廃棄物を削減しながら進めている。地上の鉄骨工事が終了したことから、上棟した。太陽光発電の設置やエコガラスの採用、再生水の洗浄水利用などで環境認証CASBEEのSランク取得を目指す。

 日本郵政不動産は、五反田地区を社会課題解決のスタートアップコミュニティとするために活動している一般社団法人「五反田バレー」に賛助会員として参加。五反田地区のイメージ向上などに取り組むことにしている。

 旧ゆうぽうとは1982年、東京簡易保険会館として開館。2007年の郵政民営化後は、ホテルや結婚式場、フィットネスクラブ、レストランなどが入り、多目的ホールの「ゆうぽうとホール」を併設していたが、老朽化と赤字で2015年に閉館していた。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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