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最新モデルの車装備に対する雑感
●最新モデルが代車で来た
保有車両を整備に出した際に、最新モデル車両を代車で借りた。ホームグラウンドの武道館は、駐車場の高さ制限が機械式パーキングの最小規格の1550mmだから、普段から「入場制限さえクリア出来れば車種は問わず」で、代車手配を依頼していた。
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そのため、旧モデルが来たり、軽自動車が来たりした事が当然あった。今回は、偶然最新モデルが空いていたので、その車が来たのだった。
いずれ代替する事も考えていたため、車内寸法や居住性、静粛性や収納状況、走行性の等も、購入対象車種としていろいろ評価して見ていた。
●過剰とも思える便利機構
*バックモニターと車体近接警報
オフイスで借りている駐車場は、ごく一般的な舗装にラインを引いただけの青空駐車スペースだ。普段ここに駐車する際には、隣の車のボディ左端ギリギリに切り込んでバックする。
今回の代車でここに駐車しようとしたら、隣の車との間隔が少ないと警告音が鳴る。借り物の車だから、傷つけるとマズイので、普段は一発で収める事が出来るのに、結局切り替えして駐車した。
バックモニターも却って気になって、ぎこちなくなってしまう。画面を消せば良いのだろうが、その方が面倒で、結局もたついた。
初心者等にとっては便利なのだろうが~。
*車線逸脱警報
S字カーブを曲がる際、対向車が無ければ対向車線もフルに使って、出来るだけストレートに走り抜ける方が、横Gがかからずに快適に走れる。
しかし新型車は、故意に路面の白線を踏んでも、「車線を逸脱した」と、警告音が鳴る。判ってるっちゅうのに。
*後続車接近警告
ドアミラーに、隣車線の後続車が接近しているのを知らせる機能も、便利な様で気になる装備だ。
だが漫然と運転していて、後方から流れに乗らずに高速で近づく車には有効な装備だと思う。
*アイドリングストップ
昔人間の筆者は、本来運転中はエンジンがかかっているのが正常であり、エンジン停止しているのは「エンストした」様な先入観がある。
アイドリングストップは、停車中にすぐにエンジンが止まるのが嫌で、OFFにしていた。
●パーキングブレーキ
10数台の車を乗り継いだし、業務車両でも結構な車種に乗った。
パーキングブレーキにも、ステッキ式があったり、一般的なミッションレバーの隣にある引き上げ式のもの(ヒルマンは運転席右側のドアとの間にレバーが生えていた)や、セットするのは左足で踏み込んで、解除は手動のリリースレバーを引っ張るものと、いろいろのタイプのものに乗った。
筆者の場合、AT車で渋滞に巻き込まれると、前車との間を詰めるには、Dレンジでアイドリングのクリープ(少しづつ前ににじり寄る様に前進する現象)を利用する。
そして、間隔が狭まったらNレンジにして、最後はサイドブレーキで停止させる。こうすれば、足はブレーキを踏む必要も無く、床に着けたままでOKだ。
こんな乗り方が出来ない足踏み式パーキングブレーキは嫌いだった。
だが今回の新型車は、センタコンソールのPWスイッチ位のレバーを引き上げてセットし、走り出せば自動解除されるものだった。(参考画像1: 指先でパーキングブレーキがかけられるが)
タイヤ全輪にブレーキはあるが、乗用車のサイドブレーキ(パーキングブレーキ)は通常、駐車する時などに、4輪タイヤの後部タイヤ2輪のみを止める装置だ。
ブレーキングドリフトと言って、走行中の車にサイドブレーキをかけると、後輪のタイヤがロック状態になる。
そこで意図的にロック状態をつくり、後輪のタイヤを滑らすテクニックで、車の方向を180度転換させる時などに使われる方法だが、今やサイドブレーキでリヤを制御して滑らせるなんて芸当は出来なくなった。
●ここまで行くと~
ここに来て、11月28日に発売された日産セレナが、ATのシフトレバーを無くして「スイッチ式シフト」を採用した。
この現車に当たっておらず、詳細な使用方法は確認していないが、AT車であってもマニュアルミッション車の様に、シフトレバーを駆使してシフトダウンしたりする運転を好む筆者にとっては、違和感しか無い。
●割り切って利用したい場面
娘夫婦が4人家族で、我々夫婦と一緒に食事にでかけるには、結局5人乗り乗用車2台で行く必要がある。
3列シートで無くても、昔の様な前席ベンチシートでコラムシフトの6人乗りのセダンが、こんな「スイッチ式シフト」を採用して発売されれば、全高1550mmさえ守ってくれれば、代替候補車の筆頭になるだろう。
普段は2人程度で使っていても、イザという時に乗車定員5人しか乗れないか、6人乗れるかでは、大きな差がある。
少子化で子供1人までの家庭も多いが、子供2人と別居している祖父母みたいな家族の場合、3列シートは大袈裟だが、1台で済ませる事が出来るのは有難いと思うのだが~。(記事:沢ハジメ・記事一覧を見る)
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