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パソナ、淡路島で最先端農業の事業開始 持続可能な農業へ 地域活性化も
パソナグループのパソナ農援隊(東京都港区)は1日、淡路島で農業と関連事業を行うために立ち上げた「株式会社Awaji Nature FarmAwaji」が、事業を開始したと発表した。資本金は2500万円。最先端技術をつかったスマート農業などを手掛ける。
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微生物など自然の力を活かした栽培方法や、最先端技術を掛け合わせて農業を実施する。環境負荷が軽く、生産性の高い農業経営を目指す。淡路島の特産品開発も行う方針だ。
今後は他の生産者とも協業し、カフェや蒸留所、醸造所なども展開予定。観光農園も運営し、観光客の誘致にもつなげていきたい考えだと言う。農業や関連事業を通して淡路島地域を活性化し、新たな雇用を創出する。
パソナ農援隊では、農業分野の起業を目指す人材や、就労希望者を支援する農業ベンチャーの支援制度を運用してきた。栽培技術や農業経営を教え、農業関連企業の立ち上げ支援まで行う。
2008年からは淡路島の自社農場「チャレンジファーム」で農産物を生産し、加工販売までワンストップで行うスキームを構築した。
「アグリベンチャー大学校」も開設し、農業経営を目指す人材に教育プログラムを提供。農業者が製造・加工(2次産業)や販売・サービス業(3次産業)にも取り組む、いわゆる「6次産業化」を担う人材の育成を担ってきた。
チャレンジファームで収穫した野菜や淡路島で生産された農産物をつかった、地産地消のレストランの運営や、野菜収穫体験の提供などまで幅広く手掛けている。
こうした事業の運営で獲得した知見を活かし、Awaji Nature FarmAwajiで最新の農業と関連事業を行っていく。
農地法の改正により、農地の貸借が原則自由化された。これを受け企業の農業分野への参入が活性化している。ただ個人では、農地や技術、コストの問題で独立するのが容易ではない。パソナグループでこれを支援し、農業と周辺産業を活性化。新しい雇用の創出を目指してきた。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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