フルフラットにならない車種にも対応の車中泊用ベッド yadocariがクラファン開始

2022年12月3日 16:32

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利用のイメージ(画像:FINE TRADING JAPANの発表資料より)

利用のイメージ(画像:FINE TRADING JAPANの発表資料より)[写真拡大]

 FINE TRADING JAPANが運営するカーアイテム専門ブランドyadocariは11月30日、シートに乗せて使える車用ベッド「CAR BED」のクラウドファンディングを、「マクアケ」で開始した。段差解消のためのクッションが不要で、簡単に組み立ててフラットなベッドを作れる。フラットにならない座席にも設置でき、様々な車種に対応している。

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 コロナ禍以来、我々の生活は大きく変化し、レジャーでもソロキャンプが人気になっている。旅先でも、ホテルや旅館ではなく、車中泊で過ごす人も増えた。

 ホテルや旅館を利用しない利点は、思い立ったらすぐに行動に出られることだろう。煩わしい予約の必要もなく、チェックインやチェックアウトも気にする必要がない。週末に、都会の喧騒を離れて静かな場所で愛車とゆっくりとした時間を過ごせることも、車中泊の魅力だろう。

 だが車中泊は準備が整っていても、車のシート形状によっては過ごしづらいこともある。フルフラットになるシートでも、シートの継ぎ目をなくすためのクッションが必要となり、ベッドにするには何らかの工夫が必要だ。ましてフルフラットにならないと、かなりの工夫がなければ車中泊は厳しい。

 そこで登場したのが、車中泊用ベッド「CAR BED」だ。従来の商品とは発想が異なり、シートの上にベッドを設置することで、浮かせてベッドの凸凹を解消する。そのため、ベッドの設置が容易になり、無理な姿勢を強いられることなく、真っすぐ眠れる空間が実現した。ベッドの下には空間ができるため、荷物を収納するなど有効活用できる。

 ベッド設置に関しても、長年カー用品を販売してきたこだわりとして、シートに負荷がかからないアタッチメントを開発。これにより、ベッドを乗せてもシートがへこむことはないと言う。シートの幅は車種ごとに違うが、アタッチメントをシート脚部のバー内で移動できるため、汎用性も高い。

 重量は3.4kgと軽量。持ち運びに便利な折りたたみ式を採用し、折りたたむと厚みは90cmと薄くなるため、車内の隙間に収納可能だ。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る

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