トヨタ、新型「アクア GR SPORT」を発売 アクアも一部改良

2022年12月1日 08:15

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アクア GR SPORT(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

アクア GR SPORT(画像: トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

  • アクア GR SPORT:発表資料より
  • 剛性アップパーツ:発表資料より
  • 専用チューニングサスペンション:発表資料より
  • フロントバンパー:発表資料より
  • リヤバンパーロアカバー:発表資料より
  • インテリア:発表資料より
  • アクア Zグレード:発表資料より
  • アクア Zグレード インテリア:発表資料より

 トヨタ自動車は11月29日、2代目となるアクア GR SPORTを発売した。GR SPORTはGRが手掛けるスポーツコンバージョン車シリーズとして販売されており、アクア GR SPORTは、2013年にG’sとして誕生しその後GR SPORTに名称を変更。今回が2代目となる。価格は259万5,000円(価格はいずれも消費税込)。

【こちらも】トヨタ、新型アクアを発売 アクア初のE-Fourや快速ペダルなど採用

 また、ベース車でもあるアクアも一部改良を行っている。こちらの価格は、199万7,000円~240万円。

■アクア GR SPORTの概要

 アクア GR SPORTは、誕生当時から変わらない「意のままに操れる歓び」というコンセプトを踏襲し、先代より操縦安定性や加速性能を向上した。開発にはGRの開発ドライバーが直接かかわることで、よりスポーティな走りや追従性を表現している。

■足回り

 GRシリーズではおなじみとなっている足回りを強化し、剛性をアップするための専用パーツがアクア GR SPORTにも採用されている。1つはトンネルブレース、もう1つはリヤバンパーリインフォースで、どちらもフロア下に配置している。

 さらに専用チューニングされたサスペンションも装備しており、各パーツの特性変更などを行うことで優れた応答性を実現。リヤサスペンションに関してはベース車と同じトーションビームサスペンションにチューニングを施している。

 操舵性では、電動パワーステアリングがGR SPORT専用にカスタマイズされているのもポイントである。

■エクステリア

 車の顔となるバンパーに関してはベース車と大きく異なっており、専用となるファンクショナルマトリックスグリルと、ロア加飾バーを採用。ロア加飾バーがグリルからバンパーサイドまで伸びているのも特徴になっている。ファンクショナルマトリックスグリルはメッシュ形状で、それらは「G」をモチーフにしている。

 いわゆるGメッシュは光を反射する角度で造形されているため、うまく立体感を出す仕様になっている。またバンパー全体の形状も空気をうまく流すため、整流させるように変更されている。

 リヤバンパーロアカバーに関してもブラックアウトしたハの字ガーニッシュで、ここにもGメッシュが採用されているため、フロントとの統一感も出ている。

 タイヤは、205/45R17タイヤ(POTENZA RE050A)および専用17インチアルミホイールを採用している。

■インテリア

 アクア GR SPORTのインテリアは、各所をブラックコーディネートとした。それらに加え専用ステアリングホイール、アルミペダルなどを採用。レジスターノブなどにはシルバー塗装を施し、高級感と特別感を表現した。運転を支えるシートはGRロゴ付きのスポーツシートを採用している。

■アクアの一部改良

 ベース車でもあるアクアには、一部改良を実施。エクステリアカラーにツートーン4色、さらにBグレードを除くグレードに、あざやかなオレンジが目を引くポップオレンジクリスタルシャインが追加された。

 Zグレードのインテリアカラーにはブラック×オレンジ、合成皮革とチェック柄ファブリックをあわせたシート表皮を新たに採用し、最上級グレードの拡販を目指す。さらに全車オプション設定として、ドライブレコーダー付きの自動防眩インナーミラーも新たに設定された。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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