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英ポンド週間見通し:もみ合いか、英新政権発足への期待残る
記事提供元:フィスコ
*14:34JST 英ポンド週間見通し:もみ合いか、英新政権発足への期待残る
■上げ渋り、トラス英首相辞任で政治不安高まる
今週のポンド・円は上げ渋り。トラス首相が提示した減税とエネルギー補助金計画がほぼ撤回されたことから、ポンド・円は週初に170円台まで買われた。しかしながら、トラス英首相は辞任を表明し、国内政治不安が再び増大したことからポンド買いは縮小。格付け会社ムーディーズは英国の債務債格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げたこともポンド相場の上昇を抑える一因となった。取引レンジ:164円98銭-170円09銭。
■もみ合いか、英新政権発足への期待残る
来週のポンド・円はもみ合いか。トラス英首相の退陣に伴い、政治情勢の混迷を嫌気したポンド売りに振れやすい。月内に発足予定の新政権が財政立て直しを進める方針なら、ポンド買いが強まる見通し。ただ、国内経済の先行き不透明感は深まり、リスク選好的なポンド買い・円売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・24日:10月S&Pグローバル製造業PMI(9月:48.4)
予想レンジ:164円00銭−169円00銭《FA》
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