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NYの視点:米10月NAHB住宅市場指数が住宅市場リセッション再表明
記事提供元:フィスコ
*07:35JST NYの視点:米10月NAHB住宅市場指数が住宅市場リセッション再表明
全米住宅産業協会(NAHB)が発表した10月NAHB住宅市場指数は38と、9月46から予想以上に低下し、パンデミックによる経済封鎖直後の2020年5月来で最低となった。建設業者のセンチメントは3カ月連続で楽観的と悲観的な境目となる50を割り込んだ。さらに10カ月連続で低下と、1985年以降で最長を記録した。
一戸建て販売が50を割り込んだのは2011年以来で初めてと、NAHBのチーフエコノミストが指摘。見通しも35と、9月46から11ポイント低下し、2012年来で最低。住宅ローン金利の上昇に加え、人件費、建設コストの上昇が住宅価格が上昇し、需要は後退しつつある。
■米10月NAHB住宅市場指数38(9月46、6カ月平均54)
一戸建て販売(現在):45(9月54、6カ月平均62)
一戸建て販売(見通し):35(9月46、6カ月平均50)
購買見込み客足指数:25(9月31、6カ月平均38)
ブルーンバーグのモデルによると、主に住宅市場の悪化が起因し今後12カ月に米国経済が景気後退入りする確率は100%だという。9月住宅着工件数も8月から減少が予想されており、住宅市場がリセッション状態である新たな証拠になると、ドルの上値も抑制されることになる。《FA》
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