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PayPay、「ポイント運用」利用者が700万ユーザー突破 記念キャンペーンも
PayPayポイント運用の利用者数推移。(画像: PayPayの発表資料より)[写真拡大]
QRコード決済PayPayは14日、決済利用時に還元されるポイントを用いて、アプリ上で投資の疑似運用体験ができる「PayPayポイント運用」の運用者が700万人を突破したと発表した。2020年4月のサービス提供開始から約2年半で運用者数が700万人に到達したのは、類似のサービスを提供している業者のうち最速での到達となる。
【こちらも】PayPayポイント運用、金コースも追加され4つのコースで選べる運用
運用者数700万人に到達した記念として、PayPayポイント運用では17日より「ポイント運用はじめようキャンペーン」を実施。17日から11月30日までの期間に、新たにサービスの利用規約に同意したユーザーが対象。500万円相当の「スタンダードコース」の運用ポイントを山分けして付与するほか、抽選で運用ポイントがもらえ、1等は7万円相当の運用ポイントを10名、2等として700円相当を2千人に用意している。
現在、PayPayポイント運用で選べるコースは4種類。サービス開始時から継続して提供されているのは「スタンダードコース」「チャレンジコース」の2種類。いずれも米国株価指数S&P500に連動している。
スタンダードコース(SPDR S&P500 ETF)の場合は、S&P500ETFに連動しており、分散投資が可能なため長期運用に向いている。また大きな価格変動がないことも特徴であるため、 ポイントを用いた疑似運用が初めての場合でも取り入れやすいといえる。チャレンジコース(DIREXION S&P 500 3X)の場合は、同じくS&P500連動ではあるが、3倍の価格変動があり、短期投資に向いている。
ほかに、テクノロジーコース(インベスコQQQ)は、米国ナスダック市場に上場する最も代表的な100企業への分散投資が可能。アップル、マイクロソフトなど米国を代表するテクノロジー企業への投資をしたい場合にはおすすめである。どちらかといえば短期投資に向いている。
最も新しく追加されたのは、金コース(SPDR Gold Trust)だ。金で運用するETFの価格変動に連動している。株価下落時に影響を受けづらく、他のコースと並行して運用することで全体のポートフォリオがより安定しやすくなる。金コース以外のコースはいずれも株価に連動しているため、そのリスクヘッジとしても効果が見込める。
PayPayポイント運用は、ポイントを使った疑似運用体験とはいえ、ここまで細分化されたコースが用意されているのは心強い。もっとも、金コース以外は米国市場を基準とした運用となるため、日本株の値動きとは違うことだけは注意しておきたい。(記事:大野 翠・記事一覧を見る)
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