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【映画で学ぶ英語】『タクシードライバー』の映画史に残る名言
1976年に公開された映画『タクシードライバー』は、ロバート・デ・ニーロ主演、マーティン・スコセッシ監督の犯罪ヒューマンドラマだ。
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今回はこの映画から、ロバート・デ・ニーロ演じる主人公の映画史に残る名言を学習したい。
■映画『タクシードライバー』(1976年)のあらすじ
ベトナム戦争帰りの元海兵隊員と称するトラヴィス・ビックル(ロバート・デ・ニーロ)は、戦争で心に深い傷を負った孤独な男だ。深刻な不眠症に悩まされる彼は、夜勤のタクシー運転手として働いている。
ニューヨークの夜の街を流すトラヴィスが目にするのは、快楽と欲望にまみれて堕落しつくした人ばかり。ある日、選挙事務所で働く女性に一目惚れしてデートに誘い出したものの、見事にフラレてしまう。
そういったことから荒んだ彼の心の中に、抑えきれない暴力への衝動が湧いてくるのだった。
■映画『タクシードライバー』の名言
拳銃を手に入れて体も鍛えたトラヴィスは、すっかりシークレット・サービス気取り。袖に隠した拳銃を素早く取り出す練習をしながら、鏡に向かって次のセリフをひとりつぶやく。
You talking to me? - 俺に言っているのか?
街で話しかけてきたチンピラにケンカを売って、打ち負かす自分の姿でも妄想しているのだろうか……。
■表現解説
このセリフで使われているtalkは「話をする」という基本的な動詞。話しかける相手は、talk to someoneのように前置詞toで示される。今回はこれに関連する表現をいくつか学習しよう。
たとえば、他の人を交えないで話したいことがあることを伝えたければ、「I would like to talk to you privately / in private」と言えばよい。
ここでto youはwith youで置き換えることも可能だ。To youの場合には、こちらから何か伝えたいことがある、という直接的なニュアンスがある。
これに対してwith youだと、相手と話し合いたいという気持ちが感じられ、より丁寧な印象を受ける人が多いかもしれない。
いずれの場合でも、talkはspeakで代用できる。
ちなみにネットで使われる略語TTYLは、talk to you laterの頭文字をとったもので、「後で話す」という意味である。(記事:ベルリン・リポート・記事一覧を見る)
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