7月15日のNY為替概況

2022年7月16日 04:10

印刷

記事提供元:フィスコ

*04:10JST 7月15日のNY為替概況
 
 15日のニューヨーク外為市場でドル・円は138円93銭まで上昇後、138円39銭まで反落し引けた。

6月小売売上高や7月NY連銀製造業景気指数がプラスに改善したため7月連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げ観測が強まり金利上昇でドル買いが優勢となった。その後、米連邦準備制度理事会(FRB)が6月FOMCで0.75%の利上げ決定する要因になったとパウエル議長が説明した米7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値の長期期待インフレ率が予想以上に低下し1年ぶりの低水準となったため1%の利上げ確率が低下。ドル売りが優勢となった。

  
ユーロ・ドルは1.0041ドルまで反落後、1.0098ドルまで反発し、引けた。欧州中央銀行(ECB)が来週の理事会で10年ぶりの利上げに踏み切ることを織り込んだユーロ買いが優勢となり、堅調に推移。

  
ユーロ・円は139円40銭へ弱含んだのち、139円89銭まで反発。

 
ポンド・ドルは1.1807ドルまで下落後、1.1875ドルまで反発した。_NEW_LINE__
ドル・スイスは0.9820フランまで上昇後、0.9767フランまで反落。

 

[経済指標]  

・米・6月小売売上高:前月比+1.0%(予想:+0.9%、5月:-0.1%←-0.3%)・米・6月小売売上高(自動車除く):前月比+1.0%(予想:+0.7%、5月:+0.6%←+0.5%)・米・7月NY連銀製造業景気指数:11.1(予想:-2.0、5月:-1.2)・米・6月輸入物価指数:前月比+0.2%(予想:+0.7%、5月:+0.5%←+0.6%)・米・6月設備稼働率:80.0%(予想:80.8%、5月:80.3%)・米・6月鉱工業生産:前月比-0.2%(予想:+0.1%、5月:+0.1%←+0.1%)・米・5月企業在庫:前月比+1.4%(予想:+1.4%、4月:+1.3%←+1.2%)・米・7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:51.1(予想:50.0、6月:50.0)・米・7月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:5.2%(予想5.3%、6月:5.3%)・米・7月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:2.8%(予想3.0%、6月:5.3%)

  《KY》

関連記事