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NY為替:米景気後退懸念強まる、長期金利低下でドル弱含み
記事提供元:フィスコ
*06:29JST NY為替:米景気後退懸念強まる、長期金利低下でドル弱含み
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は、127円50銭から126円36銭まで下落し、126円88銭で引けた。米5月製造業PMI速報値が予想以上に低下、米5月リッチモンド連銀製造業指数は予想外のマイナスに落ちこみ、さらに、米4月新築住宅販売件数も増加予想に反し3月から大幅減少し、パンデミック開始直後の20年4月来で最低となる経済指標の悪化を受けて、米国経済の景気後退入り懸念が強まり、長期金利低下に伴うドル売りが加速。リスク回避の円買いも強まった。
ユーロ・ドルは1.0694ドルから1.0749ドルまで上昇し、1.0734ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)はインフレ対処で7月の会合で0.5%ポイントの利上げも除外すべきではないとのメンバーの発言を受けユーロ買いが強まった。ユーロ・円は136円73銭から135円55銭まで下落。ポンド・ドルは1.2472ドルまで下落後、1.2555ドルまで上昇した。英5月製造業PMI速報値の悪化を受け英中銀の追加利上げ観測が後退しポンド売りに拍車がかかった。その後、低調な米経済指標を受けたドル売りに下げ止まった。ドル・スイスは0.9652フランから0.9574フランまで下落した。《MK》
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