東京為替:ドル・円は下落、日銀総裁発言で

2022年4月5日 12:16

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記事提供元:フィスコ


*12:16JST 東京為替:ドル・円は下落、日銀総裁発言で

5日午前のアジア市場でドル・円は弱含み、122円後半から同前半に下落。黒田日銀総裁が最近の為替の変動について「やや急ではないかと思っている」と述べ、これまでの円安容認を背景とした円売りは後退した。ただ、ドル買い基調の継続で、ドル・円はその後下げ渋った。


ここまでの取引レンジは、ドル・円は122円38銭から122円86銭、ユーロ・円は134円35銭から134円82銭、ユーロ・ドルは1.0968ドルから1.0980ドル。

【要人発言】
・黒田日銀総裁
「為替相場の変動、最近はやや急ではないかと思っている」
「為替介入の効果、個人的経験からしても一概に測れない」
「円安が日本経済に全体としてプラスに作用するという基本認識に変わりはない」
「具体的な出口戦略の議論は時期尚早」
「安定的な物価2%の達成が近づけば当然議論」
「金融緩和で経済活動を支える。政府と基本的に方向性は同じ」
「政府の対策はエネルギー上昇の影響を緩和し景気の下支えに貢献」
「長期金利が0.25%を超えると、緩和効果が減殺される」
・岡本財務副大臣
「為替介入についてのコメントは差し控える」
「為替の急激な変動は好ましくない。動向は緊張感を持って注視する」

【経済指標】
・日・2月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比+1.2%(予想:+0.6%、1月:+0.9%)
・日・2月家計支出:前年比+1.1%(予想:+2.7%、1月:+6.9%)《TY》

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