3月8日のNY為替概況

2022年3月9日 05:20

印刷

記事提供元:フィスコ


*05:20JST 3月8日のNY為替概況
 8日のニューヨーク外為市場でドル・円は115円79銭まで上昇後、115円42銭まで反落して、引けた。

米国のバイデン大統領のロシア産原油禁輸発表を控え、NY原油が続伸。インフレ懸念を受けた米国金利の上昇に伴うドル買いが強まった。その後、米1月貿易赤字が過去最大に拡大したため回復鈍化懸念に伴うドル売りや株安に伴うリスク回避の円買いが優勢となった。しかし、ウクライナのゼレンスキー大統領がNATO加盟の意向も含め停戦に向けて妥協する可能性を示唆したため、リスク回避の円買いが後退した。

ユーロ・ドルは1.0872ドルまで弱含んだのち、1.0958ドルへ反発して、引けた。

ロシア、ウクライナの停戦期待に質への逃避のドル買いが一段落した。

ユーロ・円は125円60銭まで下落後、126円73銭まで反発。
ポンド・ドルは1.3085ドルまで下落後、1.3145ドルまで反発した。

ドル・スイスは0.9268フランから0.9307フランまで上昇した。


【経済指標】・米・1月貿易収支:-897億ドル(予想:-873億ドル、12月:-820億ドル←-807億ドル)・米・1月卸売在庫改定値:前月比+0.8%(予想:+0.8%、速報値:+0.8%)・米・1月卸売売上高:前月比+4.0%(+1.0%、12月+0.2%)《KY》

関連記事