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コクヨ、水を入れられる段ボール箱「CARTON 2.0」を発売
CARTON 2.0、商品イメージ。(画像:コクヨの発表資料より)[写真拡大]
コクヨは10日、特殊な構造によって水も入れておくことのできるハイスペックなダンボール箱、「CARTON 2.0」を発売した。
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CARTON 2.0は、富山県のダンボールメーカーであるアイザック社の「クールダン」というマテリアルから作られている。クールダンは、PETアルミ蒸着フィルムをダンボールの原紙にラミネートしたもので、まずそれ自体が「耐水効果」、「保冷効果」、「防湿効果」を持っている。しかし紙であるため、焼却処理が可能であり、その際にダイオキシンを発生させることがない。
今回発売されたCARTON 2.0は、このクールダンの1枚の紙を、接着することなく折りたたんで作られている。隙間がなく、水を入れても漏れないような構造になっている。永久防水が保証されるものではなく、ピンホールなどがあれば長期的には水が浸透する可能性があるとは言う。だが基本的には、発泡スチロール製品の代わりに用いることが可能で、かつ紙であるから焼却でき、環境負荷の軽い製品となっている。
またCARTON 2.0は、ボディ上部に折り返しの構造があり、ふたと合わさる構造になっている。そのため一般のダンボールのように側面に穴などを開けなくとも、掴んで持ち上げることが容易だ。
さらに言えば、デザイン性の高さも売りとなっており、鏡面になったシルバーにダンボールの目が方向を合わせているため、並べたときにすっきりと美しい仕上がりになっている。
なお本製品は、コクヨが運営する東京千駄カ谷のショップ&カフェ、THINK OF THINGSで販売されている。用途としては、重要な書類や衣服の保管、保冷の必要な食品の収納、ランドリーボックス、プランターボックスなどが考えられており、従来のダンボールを大きく超える活躍が期待されるところである。
正式な製品名称はCARTON 2.0 ARCHIVE BOX。サイズは外寸が415mm×368mm×252mm、内寸が376mm×335mm×245mm。価格は2900円となっている。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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