関連記事
今日の為替市場ポイント:米国株高を意識して円買い抑制も
記事提供元:フィスコ
*08:19JST 今日の為替市場ポイント:米国株高を意識して円買い抑制も
11日のドル・円は、東京市場では115円18銭から115円39銭まで反発。欧米市場では、115円22銭から115円68銭まで買われた後、115円27銭まで下落し、115円29銭で取引終了。本日12日のドル・円は主に115円台で推移か。米国株式は強含みとなっており、リスク回避的な円買いがさらに拡大する可能性は低いとみられる。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は1月11日に上院銀行委員会で開かれた公聴会で証言し、「米国経済は大規模な刺激策を必要としていない」、「年内に計画される金融引き締めによって堅調な雇用市場が損なわれることはない」との見解を示した。新型コロナウイルス感染者の急増が経済に与える影響は短期的にとどまる見通しであることも伝えている。
市場参加者の間からは「2022年に複数回の利上げが実施されることは確定的だが、回数は3回以内にとどまる」と想定している。ただしパウエル議長は、「インフレ圧力は2022年中旬まで継続する可能性がある」と指摘しているため、利上げ開始時点でコアPCE価格指数の上昇率が3%台の場合、長期金利は下げ渋り、ドルは底堅い動きを保つ可能性は残されている。《FA》
スポンサードリンク