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中華製カー用品は安心か? 粗悪品を掴まされないよう、身を守ることが重要
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ECサイトに格安カー用品が数多く出品されている。数年前に比べて品質が良くなってきたと言われているが、商品自体のクオリティは千差万別だ。良品を購入するには、購入する側が画像や商品紹介分だけで判断はほぼできない。粗悪品を掴まされないことが重要だが、そのためには相場より安すぎる商品に手を出さないことだ。
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かつて日本が高度成長していたころは、国内生産、国内流通が当たり前であった。だが国内生産で製造コストがかさむようになると、少しでも製造コストが安い中国に企業が進出し、安い商品を国内販売できるようにしてきた。
それが近年、中国企業が商品開発した、格安でクオリティの悪い商品が国内で販売されるようになり、消費者が被害を受けることも増えている。使用時に壊れるだけでなく、商品が到着した時点で壊れていることもある。
国産品と同じカー用品が、格安で購入できることは消費者にとって良いことではある。同じ商品で同じ機能が付いていれば、安い商品を購入する場合がほとんどであろう。ただ、興味深いこともある。かつて、爆買いに来ていた中国人は、メイドインジャパンを購入しに来ていた。本国に同じ商品が安く売られているにもかかわらずだ。
このように、当の中国でさえ本国で生産される商品に疑念を持っているにもかかわらず、国内では安いというだけで中華製品に飛びついていることに矛盾と感じる筆者は異常だろうか。
では、粗悪品を掴まされないためにはどうすれば良いのか。1つ目は、安すぎる商品は避けることである。いくら安くとも、すぐに壊れてしまっては結局損をすることになる。場合によっては事故に繋がる危険性すらある。価格だけを訴求した商品は避けた方が無難だ。
2つ目は、商品説明が不自然な日本語なっている場合も、避けた方が良い。機械翻訳の場合もあり、その様な商品では、説明書の内容や購入後のサポートも期待できないであろう。
3つ目は、大手ECサイトであれば購入者情報を確認してみることだ。発送元や販売者の住所が中国になっていれば、避けた方が無難だ。特に中国から発送されてくる商品は、到着時から不具合があっても、交換することも難しいだろう。
4つ目は、知らないブランドの商品は避けることである。大手ECサイトなどでは、商品に何らかのブランド名が付けられて売られていることも多い。だが聞いたこともないような名前であれば、そもそも最初から選ばない方が良いだろう。
現在の状況では、粗悪品が市場から排除されて無くなることは、すぐには難しいだろう。身を守るためには、自ら注意して行動する必要があることを頭に入れておこう。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)
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