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豪ドル週間見通し:底堅い展開か、QE早期終了観測で売りづらい
記事提供元:フィスコ
*15:48JST 豪ドル週間見通し:底堅い展開か、QE早期終了観測で売りづらい
■強含み、資源価格上昇や金融政策への思惑などで買い優勢
先週・今週の豪ドル・円は、やや強含み。天然ガス・原油などの価格上昇や、日豪金融政策の方向性をめぐる思惑などから、豪ドル買い・円売りが優勢になった。年明け後に米国の早期利上げ観測が強まり、豪ドル買いは一服したが、1月7日発表の12月米雇用統計で非農業部門雇用者数は市場予想を大幅に下回ったことから、豪ドル売りは一服し、対円レートは下げ渋った。取引レンジ:82円57銭-84円30銭。
■底堅い展開か、QE早期終了観測で売りづらい
来週の豪ドル・円は底堅い展開か。欧米中心に新型コロナウイルス感染が急拡大するなか、豪州内では新規感染が過去最多となっている。しかし、都市封鎖(ロックダウン)に戻らず、ウイルスと共存して社会・経済活動を行う方針は目先的に変わらないとみられる。また、豪準備銀行(中央銀行)の量的緩和(QE)の早期終了観測も根強く、豪ドルは売りづらい。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・11日:11月貿易収支(10月:+112.20億豪ドル)
・11日:11月小売売上高(10月:前月比+4.9%)
予想レンジ:82円00銭-84円00銭《FA》
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