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クルマの運転、「交差点左折」や「車線変更」に潜む危険は JAFが動画公開
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JAF(日本自動車連盟)は22日、交通安全教育により事故防止効果がある「危険予知トレーニング」として、「交差点編」と「直進道路編」の新着動画をYouTube公式アカウントで公開した。トレーニングでは、映像を見ながら次に何が起こるか考え、潜んでいる危険を学べる。
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今回新しく公開された動画は、左折時に潜む危険と、3車線の直線道路で車線変更時に起こりうる危険についてまとめられた動画だ。
交差点編の動画は、左折レーンを前のクルマに続いて左折する状況から始まる。前のクルマは横断歩道を渡る人がいるため一旦停止。それに続き自車も停車するが、この後にどんな危険があるか学ぶ。
左折時に前走車に続いて停車した場合、前走車が走り出せば、そのまま発進する人がほとんどだろう。注意する場合も、左ドアミラーを確認して何も映らなければ発進するはずだ。
動画では、いきなり後方から早い自転車が飛び出てくる。自転車の速度が速いため、ドアミラーを見るタイミングが悪いと死角に入り自転車を見逃してしまうだろう。
この動画では、道路上には自転車の青いナビラインがあるため、自転車が後方から現れることを予測する必要があるという。左折時には、ドアミラーだけでなく目視による確認の重要性があると指摘している。
次の動画では、3車線の一番左車線を走行中、前方が青信号なのに渋滞していたため、右車線に車線変更する。この時に何を注意すべきか学ぶものだ。
動画では、左車線から中央車線に車線変更した直後、前方のクルマがいきなり自分の前に割込んでくる。これも日常ではよくあることで、すべてのドライバーが確実に後方確認しているとは限らないことを知らしめる。
特に左車線は左折車がいるため渋滞しやすい。そのため、直進車がその後ろで止まっていると、急な割込みをしてくる危険があることを忘れてはならないだろう。
JAFでは、このほかにも過去に多くのトレーニング動画をアップしている。事故を未然に防ぐには、危険予知や事故回避能力を高めることが重要なため、こういった動画も活用しながら、トレーニングする機会を設けるのも良いだろう。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)
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