「広島新駅ビル」路面電車が2階広場に乗り入れ、商業施設が出店 25年竣工へ

2021年12月16日 16:26

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記事提供元:ファッションプレス

 広島駅ビルの建て替えにより、新たな商業空間や屋上広場が誕生。また、路面電車が乗り入れ、JR広島駅と繋がる場所へと生まれ変わる。竣工は2025年春を予定。

■広島駅ビルが生まれ変わる、2階には路面電車が乗り入れ

 JR西日本グループが、広島市の「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」に基づいて進めている広島駅ビル建替え工事。新たな駅ビルは、広島・せとうちの玄関にふさわしく、広島に新たな賑わいや交流をもたらす場所を目指す。

 特にビルの象徴的な場所となるのが、大きなガラス面から太陽の光が降り注ぐ、開放感あふれる2階の広場。駅ビルに路面電車が乗り入れ、JR広島駅改札からの乗り換えが便利になる。

 また、7階から9階まで重層的につながる屋上広場は、穏やかな広島の風景を彷彿させるアースカラーで彩られた憩いの空間に。7階の広場には、雁木のような大階段が設けられ、路面電車駅前大橋ルートの直上のロケーションから路面電車や広島の街を眺めることができる。随時イベントも実施される予定だ。

■多彩な店舗が揃う商業施設やシネコン

 新駅ビルの1階から6階には多種多様な店舗を揃える商業施設、7階から9階にはシネマコンプレックス「松竹マルチプレックスシアター」、7階から20階にはホテルが整備される。

 シネマコンプレックス「松竹マルチプレックスシアター」は、初の広島県での出店。松竹作品をはじめとする邦画、人気のアニメ作品、ハリウッド洋画大作、よりすぐりのアート作品等を上映するほか、コンサートや演劇、オペラ、スポーツのライブビューイング、松竹グループならではのコンテンツ「シネマ歌舞伎」など、バラエティに富んだラインナップを取りそろえる。

【詳細】
広島新駅ビル(名称未定)
竣工時期:2025年春(予定)
所在地:広島県広島市南区松原町2番37他
建築面積:約14,000㎡
延床面積:約111,000㎡
構造等:鉄骨造、地上20階・地下1階、高さ約100m
用途:商業・ホテル・駐車場

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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