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多くの人が「break=壊す」と覚えているのではないだろうか。だが訳語に頼っていては会話で理解する、使いこなすことはできない。今回はbreakのコアを紹介しよう。
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■breakのコアは
breakのコアは「力を加えることによって本来の形や機能を損じる、または連続している状態を断つ」である。壊すものは何も物体だけではなくさまざまな物事になりえる。
■「壊す・割る・折る」など幅広い意味を持つ
以下がその例文である。
・This PC is broken.「このパソコンは壊れている」
・Who broke the window?「窓を割ったのは誰?」
・I broke my left arm.「左腕を骨折した」
・break a \10,000 bill.「1万円札を崩す」
例文のようにお札を細かくする場合もbreakは使われる。日本語では動詞自体が変わるが、英語は「break」の単語1つで表すことができる。
■なぜ朝食はbreakfastなのか
その理由を考えるとbreakのコアが見えてくる。fastには「断食」という意味がある。breakのコアは「連続した断食の流れを断ち切る」である。つまり「最後の晩御飯からの何も食べていない状況を断ち切る」ということだ。
■フレーズで覚えるさまざまな表現
brekaのコアはイディオムやフレーズで覚えるのが効果的だ。よく使われるものを紹介しよう。
・break up「解散する・別れる・分解する」
・break down「壊す・分類する・分析する・泣き崩れる」
・break the ice「緊張をほぐす」
・break through「突破する・(困難など)を切り抜ける」
・break in「慣れさせる・(泥棒などが)押し入る」
・break out「(事件などが)突発する・吹き出物が出る」
全て覚えるのは大変に思えるがどれもコアイメージを発展させたものである。深く考えずにそのまま覚えて使うことがコアイメージ習得のコツだ。
■break a leg
最後に面白いフレーズを紹介しよう。break a legとは直訳すると「足を折れ」となるが、このフレーズは「がんばれ」「幸運を祈る」などの意味で使われる。「good luck」「hang in there」などと同じ意味だ。何かに挑戦している相手に対して是非使ってみていただきたい。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)
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