関連記事
「turn=ターン(回る)」で覚えては英語は話せない? コアで覚える英語 (19)
コアで覚える英語19回目は「turn」である。日本語でも「Uターン」やフィギュアスケートなどの「ターン」、もしくはDJの「ターンテーブル」などと使われるため、特に難しい印象は無いかも知れない。英語でも同じ意味で用いられる。しかしそれだけでは日常会話では不十分だ。そこで必要なのがコアイメージである。
【こちらも】「hear・listen」の違いは? コアで覚える英語 (18)
■turnのコアは
turnのコアは「(まわして)向き・状態を変える」である。日本語の「回る・ターン」はこのコアイメージに含まれる1つに過ぎない。
■色々なターン
上記のコアイメージから、回るターン以外にも以下のようにさまざまな捉え方(ターン)がある。
・曲がる
Turn left at the next corner「次の角を左に曲がる」
・逆さにする
Turn an iPhone upside down「iPhoneを逆さまにする」
・裏返しにする
Turn the book over「その本をひっくり返す」
・振返る
Turn around and look at me「振返ってこっちを見る」
どれも特に難しいものではない。しかし「Turn=回る」の訳語に頼っていてはとっさの会話では中々理解できないかも知れない。常にコアイメージで理解するようにしよう。
■変化
先述のようにturnには「状態を変える」というコアイメージがある。そこから「change」と同様の意味で使われる。以下がその例文である。
・The girl turned 40 now.「あの少女も今や40歳」
・The garden turns red in fall.「この庭は秋になると真っ赤に染まる」
・Eventually turned out to be good.「結果オーライだった」
・She can turn a drop of water into an ocean.「彼女は1滴の水を海に変えることができる」
後述するが「turn out」で「結果として~になる」という意味になるが、これもコアから派生したものと考えることができる。最後の例文のようによくintoやtoの前置詞を伴って使われる。難しく考えずにフレーズで覚えてしまうのが良いだろう。
■フレーズで覚える
最後によく使われるフレーズを紹介しよう。
・Turn around「振返る」
・Turn it off「(電気などを)消す・スイッチオフ」
・Turn down (the volume)「音量を下げる」
・Turn down「断る」
・Turn up (the volume)「音量を上げる」
・Turn on「スイッチオン」「(性的に)興奮させる」
・Turn out「外に出す」「結果として~になる」
・Turn over「ひっくり返す」
「turn the light off」や「turn the volume down」などのようにフレーズでそのまま覚えてしまうのが早い。定型文や決まりきったフレーズをそのまま覚えてしまうことで自然とコアイメージが身に付く。是非日常生活で使ってみてはいかがだろうか。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)
スポンサードリンク