「tell=言う」と覚えては英語は話せない? コアで覚える英語 (16)

2021年8月15日 08:18

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  前回「speak・talk・tell」の違いついて紹介したが、今回は特に「tell」のコアについて詳しく見ていこう。

【こちらも】「speak・talk・tell」の違いは? コアで覚える英語 (15)

■tellのコアは

 前回のコラムでも紹介しているがtellのコアは「相手にある内容・情報を伝える」である。内容の伝達に強調点があることがポイントであり、その点が「say」「speak」「talk」と異なっている。

■「言う」以外の意味-1 示す・語る

 tellはそのコアから日本語の「示す・語る」との意味で使うことができる。

・This story has been told for long time.「この話は長い間語り継がれている」
・The thing told you everything happened behind the scene.「それが裏で何が起こったか全てを表している」

 上記の例文を見て分かるように、内容・情報を伝えるのは新聞であったり本であったり誰かの話・事実など必ずしも人間ではない。したがって主語が人でないこともある。

■「言う」以外の意味-2 見分ける

 「I can’t tell which is real.」で「どっちが本物かわからない」と訳すことができる。「言う」とは全く違う意味であるように思えるが、これもコアイメージの「内容・情報を伝える」から考えて「その内容・情報が分からない・伝えることができない」と解釈できる。特に会話では以下のように頻繁に使用されるので覚えておこう。

・How can you tell!「何で分わかるの?」
・Can you tell?「(違いなどが)分かる?」
・Who can tell?「誰も知らない」

■フレーズで覚える

 最後にTellを使ったユニークなフレーズを紹介しよう。

・I’m telling you「本当なんだ」「言っておくが・これが重要なんだが~」
・You tell me「(相手の質問に対して)さあね・むしろこっちが聞きたいよ」
・You can never tell「(先のこと等は)わからないものだ」
・Don’t tell me!「まさか!」

 tellを使った口語のフレーズは上記以外にもたくさんありどれも日常で使われるものだ。こういうフレーズは深い意味などを考えるよりも、まずはフレーズそのままを覚えて使ってみるのが良いだろう。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る

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