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前回「go」のコアを紹介したが、「work」も日本人に最も馴染みのある英単語の1つではないだろうか。workの意味は「働く」「仕事」である。単純すぎてコアは不要だと感じるかもしれない。しかし実際の会話では「働く」以外の意味で頻繁に使われている。今回はworkのコアを紹介する。
【こちらも】goの「行く」以外の意味とは? コアで覚える英語 (8)
■workのコアは
workのコアは「(自ら)動いて機能(力)を発揮する」である。ポイントはその持っている機能を発揮するという点だ。以下の例文を見てほしい。
・This PC doesn’t work. (このパソコンは壊れている)
上記の例文はパソコンが本来持っている機能を発揮しない。つまり壊れているということになる。機能を発揮するというコアから主語が必ずしも人ではないことを覚えておこう。「work=働く」ではこのイメージはつかめないだろう。
■「働く」以外の意味- 1 うまくいく・効果がある
以下の例文を見てほしい。
・The plan didn’t work in the end.(その計画は結果的にはうまくいかなかった)
・This medicine works on you.(この薬は効き目がある)
上記の文はいずれも人が主語ではない。したがって「work=働く」のイメージを完全に払しょくする必要がある。しかしながらコアのイメージに沿ったものである。「機能を発揮する」というコアから発展したもので、「その計画は機能しなかった」「その薬は機能(力)を発揮する」と考えれば分かりやすいだろう。
■「働く」以外の意味- 2 取り掛かる
しばしばonをつけて「~に取り掛かる」という意味になり以下の例文のように使用する。
・Now I’m working on this project.(今このプロジェクトに取り掛かっている)
これも根底にあるのは「~に対して機能を発揮する・働きかける」というコアである。
■フレーズで覚える
最後によく使うフレーズを紹介する。
・go to work (仕事に行く)
・get to work(仕事に取り掛かる)
・at work(職場で)
・my work(私の作品)
・work on someone to do it(誰かにそれをするように働きかける)
・work it(うまくやる)
・work out(うまくいく・運動する)
いずれもフレーズそのままで覚えるのが早い。フレーズで覚えておくことで自然とコアイメージをつかめるようになる。
シンプルな単語は基礎となるだけに日常会話でその意味を発展させて頻繁に使われる。だからこそコアイメージの体得が重要なのである。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)
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