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ドル円は重要指標の発表をにらんでレンジ相場で推移しそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
*17:59JST ドル円は重要指標の発表をにらんでレンジ相場で推移しそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)
皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。
陳さんはまず、『今週のドル円は、重要指標の発表をにらんでレンジ相場で推移しそうだ』と述べています。
先週末発表された4月米個人消費支出(PCE)物価指数について、『前年同月比3.6%上昇し、2008年9月(3.7%)以来、約12年半ぶりの高水準となった。変動が大きい食料品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比3.1%上昇し、1992年7月(3.1%上昇)以来約29年ぶりの高い伸び率となった。新型コロナウイルスのワクチン普及により、経済活動の正常化が進展。需要が拡大し、物価を押し上げた』と解説しています。
続いて、『米連邦準備制度理事会(FRB)は、インフレ指標としてPCE物価指数を重視しているが、目安としている2.0%を大幅に超えたことで市場はドル買いで反応した。この日発表された5月シカゴ景況指数は75.2と、前月の72.1から上昇し、1973年11月以来の高水準となり、市場予想の68.0を上回った。5月ミシガン大学消費者景況感指数(確報値)は82.9となり、先に発表された暫定値82.8から小幅上方修正されたこと等もドルを押し上げ要因となり、一時約2カ月ぶりに110円台に上昇した』と伝えています。
しかし、『3連休前に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)が繰り返し、インフレ上昇は「一時的なもの」との見方を示している上に、緩和政策を2023年末まで継続することを言明していることからドル買いは失速した』と言及しています。
また、『今週は、重要な経済指標が複数発表されるため、その結果を反映した展開になりそうだ。いずれも好調な内容が予想されており、市場がテーパリング(資産購入縮小)を連想することになり、ドル買いが強まりそうだ』と解説しています。
一方で、『バイデン大統領は戦後最大規模となる6兆ドル超の予算教書を議会に提出した。政権が企業と富裕層への増税を目指していることに加え、野党共和党の反対がある中で実現は不透明。政権の目論見が通った場合、国債増発懸念が意識されるため、金利低下につながる可能性からドル上昇の重石になろう』と考察しています。
こうしたことから、陳さんはドル円の今週のレンジについて、『108.00~111.00円』と予想しています。
参考にしてみてくださいね。
上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の6月1日付「ドル円今週の予想(5月31日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
フィスコリサーチレポーター 花田浩菜《FA》
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