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「ed」と「ing」 混乱しやすい英語の形容詞 語尾の違いと覚え方
「bored」と「boring」のように、英語の形容詞には、同じ語幹で語尾が「ed」と「ing」と2つあるものが少なくない。これら語尾の違いによって意味が大きく変わるため、慣れないうちは混乱することもあるのではないだろうか。そこで今回は、例を挙げながら「ed」と「ing」の違いを明らかにしたい。
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■語尾「ed」と「ing」で変わる形容詞の意味
形容詞の意味は、語尾に「ed」か「ing」を取ることによって大きく異なる。その違いを簡単に述べると以下のとおりだ。
まず、形容詞が語尾に「ed」を取った時は、人がある対象に対して抱く感情を意味する。一方、「ing」を語尾に取る形容詞は、人にその感情を抱かしめる原因となる物を表す。
例を挙げて説明すると、「I am bored.」と言った時は、「私」自身が「退屈」を感じているわけだ。たとえば、「I was bored in the math lesson.」という文章なら、「私は数学の授業中退屈していた」となる。一方、「boring」と「ing」形とすると、「boring」が形容するのは私ではなく、私に退屈を催させるその「math lesson」になるわけだ。「the boring math lesson」ということになる。
日本語の理屈だけでは覚えにくいかもしれないので、この2つの形容詞を含む文章を丸ごと覚えてしまおう。上の例なら、「A boring math lesson makes you feel bored.」だ。「退屈な数学の授業は私を退屈させる」という意味がわかれば、もう「bored」と「boring」で迷って、「I am boring.」(私は退屈なつまらない人間だ)などと口にすることはなくなるだろう。
■自分で文章を作ると理解しやすい
「bored」「boring」と同じように、「ed」と「ing」を語尾に取る形容詞はたくさん存在する。たとえば「interested」と「interesting」、「amused」と「amusing」、「excited」と「exciting」、また、ネガティブな意味の形容詞も「annoyed」と「annoying」、「disgusted」と「disgusting」などいくらでも数え上げることはできる。
それらを個別に覚えようとすると混乱しかねないが、感情を表すのが「ed」、その感情を起こさせる物を形容するのが「ing」ということを理解しておけば、もう心配はないだろう。いちいち例文を列挙することはしないが、たとえば「I was disgusted by the food because it was disgusting.」のように、自分で文章を作ると覚えやすいのでやってみてほしい。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る)
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