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山口県民手帳が欲しい背景は、秋川牧園にあり!
今年も例年同様に、「埼玉県民手帳」を購入した。東京・大阪・北海道など大都市版はないが、県内の事情が詳細に記されており便利な代物である。勿論、通常の年間手帳の機能もしっかり備わっている。
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告白・・・。来年は山口県民手帳をこの手にしたい、と思っている。かなり、本気度は高い。現住所がその自治体になくても、購入できる。例えば、こんな話も耳にした。「大多数の死者・行方不明者を伴った(20)11年の東日本大震災以降、地元を離れて暮らしていた元宮城県民が毎年多数、宮城県民手帳を購入している。隠れたベストセラーだ・・」。
前振りが長すぎた。私が「山口県民手帳を」と思った契機は、秋川牧園という(ジャスダック上場)企業の存在を知ったからである。本社の現住所は、〒753-0303山口県山口市仁保下郷10317。無農薬・無投薬の農畜産物の製造販売を展開している。現在は直営と契約農家を合わせ、鶏卵・鶏肉・豚肉・牛肉・牛乳・野菜・加工品など約400品目を取り扱っている。事業は次の2つに分けることができる。
★生産卸売事業:生活クラブ生協/グリーンコープ生協/オイシックス・ラ・大地などの宅配企業向けの、例えば鶏肉・鶏肉加工品の販売。
★直販事業:秋川牧園自社の宅配サービスやネット通販による販売。
前3月期は、「売上高:57億9000万円、営業利益:9400万円、最終利益:7100万円」。対して今期計画は、第1四半期開示と同時に上方修正され「12%の増収(63億200万円)、114.7%の営業増益(2億200万円)、72%の最終増益(1億2300万円)」。
事業セクター別では、生産卸売事業「11.7%増収:24億8300万円、92.0%営業増益2億6700万円」。直販事業「42.1%増収:7億5000万円、営業利益2900万円(前期0万円)」。
今期を「(巣ごもり等の)コロナ禍がプラスに働いた」と解説される。が、どうか。最新号の会社四季報は来期についても「増収増益」基調、と独自予想を立てている。コロナ禍の体験は、食生活の在り方新たな位相に押し上げる可能性が強いのではないか。産地直送の新鮮な食材を活かしての「内食」の定着。つまり、新鮮食材への見直しである。
確かに株価動向は800円出入りだったものが上方修正を契機に1494円(9月25日)まで買われ、本校作成中の時価は1200円余と調整場面。だが株主優待策「自社素材・加工品詰め合わせ」は掛け値なく魅力。
上場企業にも、味な企業があるものだ。
秋川牧園に提案したい。2020年の「農産品・食品」の輸出は19年比、アジア市場向け中心に僅かながらも増加した。自動車等の落ち込みを引き合いに出し「際立つ健闘」としたメディアもある。「日本食の安全性」が背景にある。秋川牧園産も、輸出すべきである。(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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