京大と住友林業、木造人工衛星を2023年に打ち上げる計画

2021年1月4日 09:23

印刷

記事提供元:スラド

京都大学と住友林業が「宇宙木材プロジェクト(通称: LignoStella Project)」を開始したそうだ(プレスリリースSlashGearの記事BBC Newsの記事)。

プロジェクトは宇宙における木材の利用や樹木育成に関する共同研究を行うもので、2023年には世界初の木造人工衛星「LignoSat」を打ち上げる計画だ。木材は電磁波や地磁気を透過するため、人工衛星を木造にすることでアンテナや姿勢制御装置を内部に設置でき、構造を簡素化できるという。また、運用終了後に大気圏に突入した木造人工衛星は完全に燃え尽き、燃焼時に大気汚染などの原因になるアルミナ粒子が発生しないとのこと。木造となるのは人工衛星の構造部分のみとみられるが、搭載される観測機器や通信機器には言及されていない。 

スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 日本 | 地球 | ハードウェア | サイエンス | 宇宙

 関連ストーリー:
国際宇宙ステーションの宇宙飛行士、ラディッシュの栽培に成功 2020年12月06日
新しく見つかった木星の衛星5つの名前が決まる 2019年08月28日
中国・月面での超小型バイオスフィア実験、夜に入って実験終了 2019年01月19日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事