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2021年、コロナ禍の初詣 5割近くが元旦を避け「1月前半」に分散の予定
インサイトテックが「コロナ禍における年末年始に関する調査」。「1月11日まで休暇延長」、「賛成」は男性37.8%、女性30.0%[写真拡大]
冬に向け新型コロナウイルスの感染が広がっている。これまで春の第一波、夏の第二波を経験し、そこでは再生産数が短期間で下降に転じたが、今回はそうした兆候も見られず、本格的な感染拡大になる様相も出てきた。これから年末年始に向け例年であれば、忘年会や新年会、年末の帰省やクリスマス、元旦の初詣など様々なイベントが実施されるシーズンだ。既に9割近い企業で忘年会や新年会を取りやめる予定であるという調査も出ている。今年は特別な年末年始になりそうだが、個人レベルでの帰省や初詣など年末年始の行事予定はどうなっているだろうか。
11月20日、IT系企業のインサイトテックが3458件を有効回答として同月1日にインターネット上で実施した「コロナ禍における年末年始に関する調査」の集計結果を公表している。
これによれば、「帰省先がある」と回答した2366人に「年末年始の休みに帰省するか」と尋ねた結果、「帰省する/する予定」と答えた者の割合は42.4%、「帰省しない/しない予定」が41.3%、「未定」が16.3%となっている。世代別に「帰省する/する予定」を見ると、「10-20代」が57.7%で最も多く、次いで「30代」48.2%、「40代」35.5%、「50代」30.1%、「60代以上」24.6%の順となっており若い世代ほど多くなっている。しかし、「未定」が2割ほど存在し、調査時点では第三波が認識されていなかったため、数字は大きく変化していることも考えられる。
政府が呼びかける「1月11日までの休暇延長について」は、「賛成」が31.4%、「反対」が26.5%となっている。男女別に「賛成」割合を見ると、男性で37.8%、女性は30.0%となっている。
「初詣に行く/行く予定、未定」と答えた者に「コロナ禍を考慮し、初詣をいつにずらそうと考えているか」との問いには、「12月中」が1.3%、「元旦」が13.3%、「1月前半」46.5%、「1月半ば」20.6%、「1月後半」12.9%などとなっている。最も多いのは「1月前半」で、これを男女別に見ると、男性が42.8%、女性が47.3%となっている。
「元旦」とした者を男女別に見ると、男性23.3%、女性11.2%と男性が倍近く多い。調査日が11月1日で未だ第三波が認識されていなかった時であるため数字は大きく変わる可能性があるが、今年の年末年始が特別なものになることは間違いなさそうだ。(編集担当:久保田雄城)
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