水虫治療薬に睡眠薬の成分混入し自主回収へ 12人に意識喪失などの副作用発生

2020年12月8日 18:12

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記事提供元:スラド

小林化工は4日、「爪水虫(つめみずむし)」向けの内服薬イトラコナゾール錠「MEEK」を回収すると発表した。一部ロット製剤を処方された服用者がふらつきなどの副作用を起こしたことが判明したという。同社が調査したところ、製造過程において睡眠剤の成分が混入していたことが判明したとしている(小林化工NHK福井新聞)。

回収されるのは2020年09月28日~2020年12月03日に出荷された「T0EG08」と刻印されたロット。NHKなどの報道によれば、服用した3府県の合わせて12人に意識消失や記憶喪失、ふらつきなどの副作用が報告されたとしている。中には運転中にドライバーが意識を失い、事故になった例もあるという。 

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