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冬場のドライブ 注意したい点
Photo:冬場は外気温度表示にしておくと良い ©sawahajime[写真拡大]
●COVID-19禍の1年
2020年はCOVID-19のせいで、散々な1年となった。
【こちらも】「コロナ」の名誉回復が必要だ
国内では「新型コロナウイルス」と呼ばれているが、ウイルス粒子表面のエンベロープ(膜構造)がコロナ(太陽の光冠)に似ていることからその名が付けられた
2020年3月19日付『「コロナ」の名誉回復が必要だ』でも触れたが、世間では、殆どの報道機関が「コロナ」と呼ぶ。
こんな状況は、名車コロナやコロナファンヒーター、コロナビール、コロナホテル等々本来は「太陽の光冠」を指す美しい名前のはずが、こんな汚らわしいウイルス感染症の呼称に使われて、非常に腹立たしい。
●委縮しないで感染対策ストレス解消
第3の感染拡大といわれる昨今、レジャーに出かけるのも憚られるが、感染に注意してのストレス解消も必要だろう。
例えばスキーなら、換気なんて関係ない大自然の中で、他人との間隔も考える必要もないくらいに広々している。滑りながら多少大声をだしても、飛沫感染の恐れは少ない。目的地への往復も、車なら身内だけで余計な神経を使う必要もない。
余談はさておき、冬場のドライブには、普段とは違う安全への配慮が必要となる。
●路面凍結
車の「外気温度表示」機能は、是非活用したい。
筆者の車はエアコン設定温度と外気温度の切り替え式だが、冬場にエアコン設定した車内温度を表示させていても、全く意味ないはずだ。外気温度を把握することは、危険回避には欠かせない。(写真1参考)
通常、「凍結する温度は0度」だと無意識に考えているが、外気温度が2~3度程度になると、吹きっさらしの山間部にある高速道路等では、谷を跨いだ橋梁部分とかは、凍結する場合が多い。
これは、通常の地面なら、昼間の太陽熱で地面が温められる「地熱」が蓄積されていることもあって、路面温度が急激に低下しないが、橋の下に空間がある為に、路面下には太陽熱を蓄積するべき土の部分が少なく、外気の温度影響を受け易くなるからだ。
山間部の道路を、山の湧水が道路を横断して、路面を濡らしている場面も結構ある。
このことを意識せずに、普段通りに車を走らせていて、コーナーを回ったところで路面凍結個所に乗っかって、スピンすることも考えられる。
直進で凍結路面に進入した場合と異なり、コーナーに差し掛かって、ステアリングを切っている場面では危険度が極端に増すので、十分注意する必要がある。
凍結路面は、「黒く光って」見えるので、外気温度が2~3度程度になったら、注意して走行すべきである。
●寒冷地に不慣れなら
寒冷地のドライバーは、普段経験しているので何気に走っているが、普段積雪が滅多にない地域の住人は、慎重に運転するに越したことはない。
冬場の現地の人同士の車間距離も、不慣れな土地の人間からすると近すぎて少々怖い感じがする。
昔、仙台に赴任していた際は、宮城ナンバーの社用車と違って、名古屋で購入直後に転勤になって、そのまま名古屋ナンバーで個人の車を使っていたことがあったが、現地のドライバーが宮城ナンバーの社用車の時と違って、微妙に車間距離を多めにとってくれるので、気分的に楽だった記憶がある。
運転歴が1年以上あって、道路交通法で義務付けられた初心者マークが不要だが、運転に自信がない人が、初心者マークを貼付しているみたいなものだろう。
余談だが、全輪駆動車(4WD、AWD)は、FFやFR、RR等の2輪駆動と比べると、「走破性」は強力だから走るのは得意だが、停止するのは殆ど変わらないので、調子に乗って走るのは止めておくのが賢明だ。
いずれにしても不慣れな土地では、特に冬場は慎重な運転に心掛けたい。(記事:沢ハジメ・記事一覧を見る)
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