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スズキ、新型「ソリオ」「ソリオバンディット」発表 12月4日発売
スズキは25日、コンパクトハイトワゴン「ソリオ」および「ソリオ バンディット」の新型を12月4日に発売すると発表した。フルモデルチェンジは2015年の3代目以来となる。月間の目標販売台数は「ソリオ」、「ソリオ バンディット」合わせて4,000台。
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■グレードと価格
グレードはソリオが「G」、「HYBRID MX」、「HYBRID MZ」。ソリオ バンディットが「HYBRID MV」のみ。
価格はソリオの「G」2WDが158万1,800円、4WDが170万7,200円。「HYBRID MX」2WDが185万0,200円、4WDが197万5,600円。「HYBRID MZ」2WDが202万2,900円、4WDが214万8,300円。ソリオ バンディットの「HYBRID MV」2WDが200万6,400円、4WDが213万1,800円となっている(いずれも消費税込み)。
■車両概要
新型ソリオ、ソリオ バンディットの車両寸法は、全長3,790mm、全幅1,645mm、全高1,745mm。
エンジンは先代と同じK12C型を採用しており、1.2LDOHC吸排気VVTで、燃料タンク容量は30Lまたは32Lとなる。「G」はガソリンモデル、それ以外はWA05Aモーターを掛け合わせたマイルドハイブリッドモデルだ。先代にあった通常のハイブリッドモデルは今回のフルモデルチェンジに伴って廃止された。燃費は17.8~19.6km/L(WLTCモード)で主な燃費向上対策はハイブリッドシステム、可変バルブタイミングなどがあげられる。
■共通変更点
フルモデルチェンジした新型ソリオ、ソリオ バンディットの共通の変更点について、まずは、室内空間の快適性の向上だ。各内装部品の形状を見直した結果、後席左右乗員の肩回りのスペースを広げることが可能となり、後席に3人乗車した時狭く感じることはない。
次に、機能面や収納面の向上。運転席アンダートレー、荷室左側面のショッピングフックを設置して使い勝手の良さをアピールしている。
足回りや車体剛性の変更点としては、リヤサスペンションのストローク拡大、コイルスプリングの見直しがあり、その中でも目玉は軽量、高剛性を実現した新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用したことだ。
屈曲した骨格をなめらかなカーブを付け、つなぐことでシンプルな形状になり、軽量化、高剛性も実現しつつ、広い室内空間と荷室スペースも確保できるというプラットフォームで、スイフトスポーツなどにも採用されている。
■新型「ソリオ」の概要
エクステリアはかなりテコ入れが実施された。ソリオは、フロントバンパー中央からグリルまでをつなげることで一体感を出し、ランプ形状も変更された。
ランプの仕様はハロゲンとLED仕様の2つが存在し、LED仕様は「HYBRID MZ」のみ標準装備となっている。また、フロントフォグランプの部分にはメッキモールが装着。リヤは左右のランプをメッキモールがつなぐ仕様になっている。全体的にトレンドであるシャープさを押し出したようなスタイリングになっている。
ソリオ バンディットは、以前にもましてグリルの押し出し感が強くなっている。またグリルの縁を縁取ることでブラック塗装がされている網目模様が目立つ仕様だ。グリル横のランプは上下で2つに分かれており、先代では上が大きくリヤにながれていくような形状をしていたが、今回は下側が大きくなって上側とまとまりを感じられることでグリル周りが目立つ仕様であることがわかる。ランプのサイズは小さいが全体的なインパクトは新型のほうがある。
インテリアはセンターメーターを継続採用。インストルメントパネルもエッジを取り入れることでシャープな印象に仕上がっている。収納も数多くあり、運転席アンダートレーも新規設定され使い勝手が向上された。ナビゲーションシステムは9インチHDメモリーナビゲ―ションがメーカーオプション設定され、逆走注意案内や逆走警告なども付いている。
今回の新たな機能としてパワースライドドアの予約ロック機能屋、USB電源ソケット、スリムサーキュレーターなども採用されている(一部オプション)。
予防安全技術として「スズキ セーフティ サポート」を採用。「デュアルカメラブレーキサポート」や、誤発進抑制機能、車線逸脱警報、ふらつき警報やハイビームアシストを装備。さらにはスズキ小型車としてカラーヘッドアップディスプレイを採用しており、視線移動を少なくし、ドライバーの運転に寄与する(一部オプション)。(記事:キーパー・記事一覧を見る)
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