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JAL、PCR検査サービスを提供開始 郵送で検査 旅行客以外も利用可能に
検査の流れ(画像: 日本航空の発表資料より)[写真拡大]
日本航空(JAL)は23日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染しているかどうかを調べるためのPCR検査を受けることができるサービスを開始した。JALを利用して旅行をする顧客などに対して、気軽にPCR検査を受ける機会を提供する。自宅に届けられた検査キットを使用して唾液を採取し指定の医療機関へ返送すると、メールで陽性か陰性かが通知される仕組み。
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PCR検査のサービスは、東京都内の医療法人社団直悠会にしたんクリニックと連携して行う。インターネット上で申し込みをすると、東京近郊であれば最短1日で自宅に唾液採取用キットが郵送される。唾液を採取してクリニックに返送すると検査が実施され、結果はクリニックが検体を受け取ってから24時間以内にPDFファイルの形式で届く。
クリニックを訪問しての受診は不要で、自宅にいながら新型コロナウイルスへの感染の有無を確かめることが可能だ。平日だけでなく土日や祝日も検査を受けて結果を受け取ることができる。ただしサービスの対象は無症状の人のみで、感染の疑いがある人は想定していない。
PCR検査の申し込みはJALのウェブサイトで受け付けている。JALを利用する予定がない人でも申し込みができ、価格は検査1回につき1万3,500円(価格はいずれも税抜)。ジャルパックの「JALダイナミックパッケージ」でツアー商品に申し込んだ場合は、「旅マエ安心PCR検査」として、特別価格の1万円でサービスを受けることができる。
メールで通知される結果は通常、検体が陽性か陰性かということのみを示す「検体結果通知書」。ただし、申し込み者本人が陰性であることを証明する「陰性証明書」も発行可能で、別途5,000円で申し込み時に選択する。医師や看護師の指示のもとで唾液を採取しなければいけないため、オンラインでの診療が必要。陰性証明書は日本語と英語の2通が発行され、結果通知書と同様、24時間以内に申し込み者にメールで届く。
本サービスは誰でも利用できるものの、旅行客がより安全・安心に旅行を楽しめる環境づくりをサポートすることが念頭にある。JALの取り組みは国内航空会社では初めてだが、成田空港に来月PCRセンターが開設されるなど、同様の動きは広がっている。(記事:万嶋せら・記事一覧を見る)
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