アマゾン、クラウドゲームサービス「Luna」発表

2020年9月29日 08:51

印刷

記事提供元:スラド

米Amazonがクラウドゲーミングサービス「Luna」を発表した。AmazonのAWSにあるサーバー上でゲームを処理し、PCやスマートフォン、もしくはFire TVなどの端末を接続したモニターなどから操作するというストリーミング形式のサービス。専用ゲーム機やゲーミングPCでなくてもプレイできるというメリットがある。Googleの「Stadia」やMicrosoftの「xCloud」と同様のサービスになる(AmazonReal SoundPC WatchEngadget)。

月額サブスクリプション制となっており、月額利用料金は5.99ドル。現在は招待制の早期アクセス提供中となっており、この期間は49.99ドルで提供されるとしている。今のところ米国でのみのサービス展開で日本での開始予定はない模様。早期アクセス期間に提供されるゲームとして、「CONTROL」「バイオハザード7」「GRID」などがある。

4K表示・60fpsのパフォーマンスが出るとされている。ゲームプレイはキーボード/マウス、Xbox OneやDualShock 4などのコントローラが利用可能。また49.99ドルで販売されるAmazon独自の「Luna Controller」も用意されている。専用コントローラーでは入力信号をAmazonクラウドに直接伝達するCLoudDirectという仕組みが採用されており、レスポンスが17~30ミリ秒早くなるらしい。コントローラーのデザインはNintendo Switchに類似しており、その意味でTwitterのトレンドに一時期載っていたこともあるようだ(Nintendo Life)。 

スラドのコメントを読む | ゲーム

 関連ストーリー:
Apple曰く、すべてのアプリを個別に審査する必要があるため、クラウドからのゲーム配信は認められない 2020年08月10日
Google、クラウドベースのゲームプラットフォーム「STADIA」を発表 2019年03月20日
ヤフーがWebブラウザから利用できるクラウドゲーミングサービスを開始、FF10やFF13、MSXタイトルなどが提供される 2017年07月20日
クラウドゲーミング技術を使った3DS版ドラクエX、アクセス過多で問題発生 2014年09月11日
MS、プレイヤーの操作を予測してレイテンシを削減するクラウドゲーミング向け遅延解消技術を発表 2014年08月29日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事