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減便で格納期間が長引いたボーイング737、降下開始点以降でエンジン停止の可能性
米連邦航空局(FAA)は23日、ボーイング737を対象とした緊急の耐航空性改善命令(AD)を発行した(緊急AD: PDF、SlashGearの記事、Ars Technicaの記事、Aviation Safety Networkの記事)。
FAAではボーイング737でエンジンの抽気逆止弁第5段が開いたままになり、エンジン1発が停止したとの報告を4件受けているという。この問題は逆止弁内部の部品が錆びることで発生するもので、離陸時の出力で弁が開くとそのまま動かなくなり、降下開始点で出力が下がっても閉じない可能性がある。その結果、エンジンが停止して再起動もできなくなるとのこと。COVID-19パンデミックによる減便で格納期間が長引いたことが原因とみられ、2発ともに錆が発生した場合は不時着の可能性もある。
ADの対象は737クラシック(-300/-400/-500)および737NG(-600/-700/-700C/-800/-900/-900ER)。運航会社は7日以上運航しなかった対象機材を使用する前に抽気逆止弁第5段の検査を行い、問題があれば交換が求められる。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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