新型コロナの細胞への感染抑える抗体、北里大などが開発

　Anonymous Coward曰く、

　北里大学、埼玉大学発ベンチャーのEpsilon Molecular Engineering（EME）、花王が5月7日、新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）に対し感染抑制能（中和能）を持つ「VHH抗体」の開発に成功したと発表した（プレスリリース、食品新聞、マイナビニュース）。

　コロナウイルスは細胞内の受容体に結合することで細胞内に侵入すると考えられているが、今回開発されたVHH抗体はこの結合を阻害することで感染を防ぐ効果を発揮するというもの。北里大学と花王の共同研究によって、感染抑制機能を有することも判明しているという。

　スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | バイオテック | 医療

　関連ストーリー：
新型コロナウイルス感染者に「免疫」ができるかどうかはまだ分からない 2020年04月15日
新型コロナウイルスの治療薬としてレムデシビルが特例承認される 2020年05月08日
新型コロナウイルスの消毒効果が期待できる一般に市販されている製品を報告、北里大学 2020年04月21日
トランプ大統領が有望視する抗マラリア薬、重症患者への効果には疑問符 2020年04月16日