iPhone 8そっくりの新iPhone SE、パーツの互換性は?

2020年4月29日 19:40

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記事提供元:スラド

外見もスペックもiPhone 8との共通点が多い新iPhone SEだが、iFixitによれば初代iPhone SEとiPhone 5sがそうだったように、パーツもiPhone 8と互換性のあるものが多いようだ(iFixitのニュース記事分解リポート動画)。

新iPhone SEのカメラとSIMトレイ、Taptic Engine、ディスプレイアセンブリはiPhone 8と互換性があるという。新iPhone SEは3D Touchを搭載しないが、ディスプレイの外観も厚みもiPhone 8と変わらない。ただし、iPhone 8のディスプレイと異る点として感圧センサーの省略が確認されている。それでも新iPhone SEとiPhone 8のディスプレイを相互に入れ替えて使用することは可能だが、最近のiPhoneでディスプレイを交換した場合と同様、Appleのスクリーンプログラマーが使用できなければTrue Tone機能が失われる。また、Touch IDを使用するには元のホームボタンが必要となる。なお、iFixitではiPhone SEに3D Touchを追加してみようと試みたものの、動作はしなかったそうだ。
一方、バッテリーは外寸・容量とともにiPhone 8のものと同じだが、コネクター形状が変更されているため接続できない。コネクター形状が同じiPhone 11のバッテリーを接続することはできたものの、起動しなかったという。いずれにしてもユーザーが自分でバッテリーを交換した場合、純正バッテリーであっても非正規バッテリーの警告表示を避けることはできない。

分解リポートでは上述したディスプレイの感圧センサー省略やバッテリーのコネクター形状変更のほか、ロジックボード上のチップ変更が注目されているが、分解作業自体にiPhone 8との違いはないようだ。修理しやすさスコアもiPhone 8と同じ10点満点中6点。なお、iFixitによるiPhoneの修理しやすさスコアはiPhone 8以降すべて6点となっており、ディスプレイ/バッテリーが交換しやすい点とコンポーネントが個別に交換できる点が高評価、防水処理で分解しにくい一方で修理の必要なダメージを受けにくい点と必要なドライバーの種類が多い点が中評価、背面のガラスが割れやすく実質交換できない点が低評価といった評価ポイントも共通だ。 

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