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記事提供元:スラド
BCGワクチンが新型コロナウイルスに有効であるという説があるが、これはまだ仮説の段階であり、日本ワクチン学会は新型コロナウイルス対策としての成人へのBCGワクチン接種について推奨されないというスタンスを取っている(過去記事)。しかし、この説を信じた一部の人らがBCGワクチンの接種を求めているようで、3月末のBCGワクチン出荷量が通常の3倍になったという(毎日新聞)。
また、本来BCGワクチンは「ハンコ注射」などと呼ばれるように、皮膚にワクチンを塗ると共に、細い針でわずかな量だけを体内に入れるようにして接種するのだが、普段BCGワクチンを扱わない医療機関が誤ってワクチン全量を皮下注射し、接種を受けた成人に発熱などの症状が出るという事態も発生したそうだ。これに対し、BCGワクチンの製造を行う日本ビーシージー製造がBCGワクチンの接種は「禁注射」であり取り扱いには十分な注意が必要などとし、また新型コロナ対策といった適応外への使用を再考するよう「お願い」する文書を出している。
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