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大学ランキング日本版「国際性」指標、トップは国際教養大 私学も健闘 英専門誌
THE世界大学ランキング日本版2020【分野別順位】(20位まで抜粋)(画像:ベネッセホールディングス発表資料より)[写真拡大]
ビジネスで使える英語の習得には、学生時代から留学などを通じて生の英語に触れることが効果的である。日本国内の大学でも授業を英語で行っていたり、海外留学をしやすい環境を整えたりしている学校では、英語の習得がしやすい。
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こういった大学の国際性を知るには、3月24日に発表された「世界大学ランキング日本版2020」における「国際性」指標が有効だ。同ランキングは英教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」とベネッセグループによる共同調査。研究力を重視する世界版に対して、日本版は教育力を測る内容になっている。
■私学の健闘目立つ2020年版国際性ランキングトップ10
2020年版国際性ランキングの上位10校では、私立大学の健闘が目立った。第1位は後に詳述する公立の国際教養大学だが、2位(立命館アジア太平洋大学)と3位(国際基督教大学)は私学が占めた。上位10校中、実に7校が私立大学である。
また今年の国際性ランキングでは、昨年から順位を大きくあげた私立大学も目立った。梅光学院大学(15位→5位)、創価大学(16位→6位)、関西外国語大学(18位→10位)がトップ10入りを果たしている。
■大学の国際化への対応力を重視した「国際性」指標
日本版世界大学ランキングにおける「国際性」指標は、大学がどれだけ国際的な教育環境になっているかを評価するものである。具体的には外国人学生比率、外国人教員比率、日本人学生の留学比率、外国語で行われている講座比率の4項目からなる。
これらの項目によって、大学が留学しやすい環境や国内で日常的に外国語力を養う環境を整えているかどうかを数値化している。大学の国際化への対応力を強く映し出す指標といえる。
■国際性ランキング1位・国際教養大学の取り組み
今年のランキングで「国際性」トップに立ったのは、公立の国際教養大学(秋田市)。同大学は昨年に引き続き「教育充実度」でもトップになり、総合ランキングでも前回と同じく10位だった。
2004年設立の大学で、教学理念に「国際教養教育」を掲げ、秋田ばかりでなく日本や世界をけん引する人材の育成に取り組んでいる。ほとんどすべての授業が英語で行われ、全学生に1年間の海外留学を義務づけるという厳しいカリキュラムが特徴である。
留学に関しては、50カ国・地域195大学にのぼる提携大学との交換留学制度が整備されており、主に3年次の学生が留学している。専任教員63人の半分以上、32人が外国人。さらに外国人学生も含めて9割が寮で共同生活をしており、日常的に英語や異文化に触れられるのも特色だ。(記事:ベルリン・リポート・記事一覧を見る)
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