英語力「ビジネス」以上の人、最も効果があった英語学習法は? エンワールド調査

2020年3月18日 07:19

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英語力の向上に”効果があった”また”効果が感じられなかった”のはどのような学習法ですか。(複数回答可)(画像:エンワールド社提供資料より)

英語力の向上に”効果があった”また”効果が感じられなかった”のはどのような学習法ですか。(複数回答可)(画像:エンワールド社提供資料より)[写真拡大]

  • どの様に英語を習得しましたか。(画像:エンワールド社提供資料より)
  • 現在の英語力を習得するまでに、どれぐらいの時間を要しましたか。(画像:エンワールド社提供資料より)

 グローバル人材に特化した人材紹介会社エンワールド・ジャパンは10日、「英語の学習法」に関するアンケート結果を公表した。調査対象は同社サービスに登録しており、正社員として働いているビジネス以上の英語力保有者。インターネットを通じて1,159名から回答を得た。なお英語を母国語とする人は調査対象に含まれていない。

【こちらも】「ビジネス」以上の英語力保有者、9割超が「仕事で優位に」 エンワールド調査

 ビジネスで使える英語力を習得するのに効果的な方法や必要な学習期間に関して、興味深い調査結果となっている。

■人間相手の実践が英語力向上に最も効果的

 英語力向上に効果があった学習法は、「仕事の実戦で英語を使う」(79%)と「英会話(対面)」(57%)が圧倒的に多かった(複数回答可)。これに「英語のネイティブスピーカーと友達になる」(45%)が続いた。人間を相手に英語を実際に使うことが、最も効果的であることがうかがえる。

■映画、ドラマ、英字紙、洋書も効果的

 その他の学習法としては、「映画、海外ドラマ」(34%)、「英語の資格取得(TOEIC、TOEFLなど)」(33%)も3割を超えた。ただし資格取得に関しては、「効果が感じられなかった」という回答も3割近くに達しており意見がわかれている。

 むしろ資格取得に4ポイント差で続く「英字新聞、洋書、web上の英文コンテンツ」(29%)の方が万人向けといえよう。こちらは「効果が感じられなかった」という回答は10%にとどまっている。

■ 3人に1人は仕事現場で英語習得

 英語を習得した方法は、3人に1人が仕事現場(「国内の職場・仕事」20%、「海外勤務」14%)をあげた。やはり教材よりも実地で体験するほうが身につくということであろう。

 一方で「海外留学」も在学時(17%)と社会人(8%)を合計すると25%で、4人に1人があげている。ビジネス英語の習得には、海外留学も仕事現場に次いで有益であることがわかる。

■習得するのに要した時間は「5年以上~10年未満」が約3割

 ビジネスレベル以上の英語を習得するのに要した時間は、「5年以上~10年未満」(28%)が最も多かった。これに「3年以上~5年未満」(22%)と「10年以上~20年未満」(19%)が続いた。なお「20年以上」という回答も10%あった。

 これに対して「1年以上~3年未満」(17%)と「1年未満」(3%)は合計でも2割にしか達していない。ビジネスパーソンが仕事で使える英語力を身につけるには、長い間、生の英語に触れ続ける必要があるといえるだろう。(記事:ベルリン・リポート・記事一覧を見る

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