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韓国留学で語学力を高めるには、他人に迷惑をかけるべきだ
韓国留学をしても、韓国語が話せない人が一定数いる。反対に、韓国留学をきっかけに語学力を大きく伸ばす人もいる。この違いは勉強量だと思われがちだが、実はそうではない。本当は行動力の違いだ。
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行動することにより、一般の韓国人と交流でき、発音や語彙力が高まっていく。不思議に思う人がいるかもしれないが、韓国に留学したからといって、韓国人と交流できるわけではない。
何の行動もしなければ、一日のスケジュールは語学堂だけで終わるだろう。語学堂とは、たくさんの外国人と一緒に韓国語を勉強する学校のことだ。いろいろな外国人と一緒に韓国語を勉強するのだが、そこに一般の韓国人はいない。いるのは、外国人の癖のある発音に慣れた韓国人の先生だけだ。
語学堂にいる先生は、外国人の特徴的な韓国語を聞き取ってくれるため、あなたのつたない韓国語でも話が通じる。しかし、特徴的な韓国語に慣れていない一般の韓国人には通じないことままある。
だから韓国の語学堂にだけ通っても、韓国語が話せるようになるとは限らない。もちろん、韓国留学を異文化交流や、経験のためとするならば、これでも問題はない。しかし韓国留学で韓国語を話せるようになりたいのなら、もう一つ上の行動力が求められる。
もう一つ上の行動力とは、自ら進んで一般の韓国人と触れ合う機会を作ることだ。例えば、韓国でアルバイトを始めることや、積極的にパーティーや飲み会に出かけることである。あなたはこういう行動をとれるだろうか。
アルバイトを始めれば、最初のうちは、指示されたことも理解できないし、お客さんの要望にもうまく応えられないだろう。パーティーや飲み会に出かけると、韓国語が理解できず、空気を壊してしまうだろう。ほぼ確実に他人に迷惑をかけることになる。
しかしこの積み重ねにより、一般の韓国人にも通じる韓国語を身に付けることができるのだ。
日本人は、他人に迷惑をかけることを嫌う傾向がある。これは小さい頃から「人様に迷惑をかけてはいけない」と教わる文化的なものだ。あなたも電車の中で、泣き叫ぶ赤ちゃんを申し訳なさそうに抱っこしている母親を見たことがあるだろう。だが、赤ちゃんが泣くのは仕方ないことだ。
生きていくうえで、他人に迷惑をかけるのは当たり前なのである。「他人に迷惑かけられるか」は、留学で語学力を伸ばせるかどうかに直結する。
もしあなたが留学を検討していて、さらに語学力を伸ばしたいと思っているのなら、ぜひ、他人に迷惑をかけることを恐れないでほしい。そうすることで、きっとあなたの語学力は高まるだろう。(記事:坂東泰地・記事一覧を見る)
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