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おすすめできない副業 (15) 「集客代行」
普通のサラリーマンでも身近なものになった副業。だからこそ、多くの人が様々な形での副業を検討しているはずだ。そんな副業初心者向けにおすすめできない副業を紹介している本コラム。今回は「集客代行」の副業を紹介したい。
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■集客代行のお仕事とは?
主にインターネットなどを利用して、他の会社の商品・セミナーなどの集客を代行する業務である。都市圏で開催されるセミナーや、オンライン講座に人を集めるために様々なアクションをすることになる。もともとはプロモーションを得意とする企業やコンサル会社などが請け負っていた業務であるが、最近では個人に委託するところもでてきているのだ。
■副業として行うには、あまりおすすめできない
集客代行自体は一つのビジネスとして成り立っているため、まともな業務といえるだろう。本来であればマーケティングやライティングなどのスキルをフルに活用して人を集めていく、技術力の必要な業務といえる。しかし、これを個人に依頼するような程度のイベントは、目的が別のところにあらわれてくるケースもあるのだ。
■集客代行は、MLM(マルチ商法)や情報商材ビジネスの温床に
個人が集客代行をする場合、よっぽどネットマーケティングのスキルが無いのであれば、知人や同僚などに声かけをして集客するところから始まるだろう。こうした知人への声かけという形態と相性がいいのが、MLM(マルチ商法)や情報商材ビジネスである。
つまり、表面上はライフハック系や自己啓発系のセミナー集客を任せられているが、裏ではマルチ商法や情報商材ビジネスのカモになる人間を集めさせているに過ぎない、という集客代行も存在する。
■「稼げる」という単語に惑わされてはいけない
スキルを活用するのではなく、知人とのつながりを消耗する形の集客代行をしてしまうと、今後の人付き合いにも多大なる影響を与えてしまう。自分のスキルを試したいという考えで始める人は、そのような危険性をはらんだ副業だと理解したうえで、実行していただきたい。(記事:後藤遼太・記事一覧を見る)
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