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Microsoft、ユーザーの音声データを人力処理 プライバシー声明に明記
Microsoftが「プライバシーに関する声明」やサポート記事を更新し、収集した個人データの一部を人力処理していることを明記した(Microsoftのプライバシーに関する声明、 Motherboardの記事、 The Vergeの記事、 On MSFTの記事)。
Microsoftは先日、下請け業者がSkype翻訳やCortanaの音声データを聞いているとMotherboardが報じた際、欧州の法律で規定される高いプライバシー基準を満たすベンダーに限り、ベンダーおよびその従業員と秘密保持契約を結んだうえで匿名化した音声データを共有していることを認めていた。サービスを改善するための音声データ使用はSkype翻訳のFAQやCortanaのサポート記事にも記載しているとも述べていたが、人力による処理が行われることは明記されていなかった。
プライバシーに関する声明の「ユーザーの個人データの利用について」では、収集した個人データの処理方法に自動化されたものと手動(人的)によるものがあること、自動処理の出力と元のデータを手動で確認することが追記されている。日本版には「音声データの小さなサンプリングの短いスニペットを手動で確認し、認識や翻訳などの音声サービスを改善するために匿名化する手順を実行しました」という意味不明な記述がみられるが、米国版(英語)によると匿名化済の音声データを手動で確認する、ということのようだ。
また、サポート記事「プライバシーダッシュボードの音声データ」「Skype 翻訳のプライバシーに関するよくあるご質問 (FAQ)」では、MicrosoftがMotherboardに説明していたのと同様の内容のほか、Microsoftの従業員やベンダーによるオーディオ録音の変換(文字起こし)が含まれることが追記されている。なお、サポート記事「Cortanaとプライバシー」でも米国版には上述のサポート記事と同じ内容が追記されているが、日本語版にはまだ反映されていない。
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