Broadcom、Symantecのエンタープライズセキュリティ事業を107億ドルで買収へ

2019年8月11日 23:42

印刷

記事提供元:スラド

 BroadcomとSymantecは8日、Symantecのエンタープライズセキュリティ事業をBroadcomが買収することで合意に達したことを発表した(BroadcomのプレスリリースSymantecのプレスリリースThe Registerの記事Neowinの記事)。

BroadcomによるSymantec買収の動きは7月初めに報じられたが、7月半ばには買収条件が折り合わずに取りやめになったとも報じられていた。

今回の買収条件には「Symantec」のブランド名使用も含まれ、Broadcomは同社の販路を通じてSymantecのエンタープライズセキュリティ製品を展開していく。一方のSymantecはコンシューマー/スモールビジネス向けセキュリティ製品に注力することで、収益拡大が可能と考えているようだ。

買収総額は現金で107億ドル。米国・EU・日本の規制当局の承認と慣習的な取引完了条件を前提とし、Broadcomの2020会計年度第1四半期中(2019年末まで)に完了する見込みだという。取引完了後、Symantecは同社の株主に1株当たり12ドルの特別配当を実施する計画だ。

 スラドのコメントを読む | セキュリティセクション | ビジネス | セキュリティ | ネットワーク | クラウド

 関連ストーリー:
SecurityFocusがSymantecに買収 2002年07月18日
Symantec、PGPとGuardianEdgeを買収 2010年05月02日
Symantec、VeriSignの個人認証・電子証明事業を買収 2010年05月21日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事